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ストレージメーカーに聞くHDD取扱いの注意点

お手軽拡張「裸族」シリーズで巣ごもり終了前にデータを整理!

2020年06月30日 11時00分更新

文● 飯島範久 編集●ASCII編集部

提供: 日本シーゲイト

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 新型コロナウイルス感染症対策のため、長く外出自粛が続いてきたが、ようやく他県への移動も可能になり、レジャーや観光へ出かける人も多くなった。とはいえ、いままでの生活がすぐに戻るというわけでもなく、これからは「withコロナ」として感染対策をしつつ通常の社会生活を取り戻していくため、まだまだ自宅で過ごす時間が多い人もいることだろう。

 そんな自宅時間が増えて時間を持て余しているなら、ストレージに溜め続け肥大化したデータの整理整頓にあててみてはどうだろう。今回は、NASのような本格的なアイテムではなく、もっと手軽にストレージをとっかえひっかえできちゃうセンチュリーの「裸族」シリーズを使ってバックアップする方法を紹介しよう。

伝統の裸族は今でも大人気

 センチュリーの「裸族」シリーズを知らない人が万が一にもいるかもしれないので、かんたんに紹介すると、HDDをデスクトップのベイに入れたり外付けのケースに入れたりして使うのではなく、そのままの状態でケーブルを差して使うケースが増え、バルク=裸のままだと故障する可能性もあるのでシリコン製の服「裸族の服」を2006年に販売。ここから裸族シリーズの伝説が始まったのである。

もっと裸族シリーズのことを知りたい人はこちらの記事を

裸族は海外でも大人気! 裸族シリーズの誕生秘話!

 当時は、IDEからSATAへと時代が変わり、換装して余った古いHDDを裸のまま使ってバックアップなどをしていた。筆者もその一人で、裸のHDDをどう保管しようか悩んだ記憶がある。その後登場した「裸族のお立ち台」は、海外でも大人気になるほどで、裸のHDDをかんたんに抜き差しできることで、複数のHDDにバックアップしていたユーザーにとって救いの神だった。

 そのあと二世帯住宅や集合住宅、カプセルホテル、スカイタワーと複数のHDDを抜き差しできる製品を連発。ここまでいくと、抜き差し簡単なHDDの「住まい」というHDDケースの延長上になってしまったが、とにかくHDDケースにしまったり、NASを利用するより断然手軽だし、HDDの台数分ケースを用意しなくてすむので懐的にもやさしいのである。

2017年に10周年企画として公開された裸族シリーズの歴史紹介サイト

 裸族シリーズの定番といえば、さきほど紹介したお立ち台の最新版「裸族のお立ち台USB3.0 V2 (CROSU3V2)」だ。筆者も2代目(USB3.0タイプ)を今でも愛用しているが、クレードルタイプでHDDを差して電源いれるだけで、Windowsで認識してくれる。Windows 10だと、USB機器の取り外しを実行せずに電源を落とせるため、より差し替えがラクになっている。

「裸族のお立ち台USB3.0 V2 (CROSU3V2)」。取り外し用の補助ボタンが付き、最大16TBまで利用できる。筆者はこれの前のバージョンを持っている。

背面には、電源ボタンとACアダプター接続端子、USB3.0端子を備える。

こんな感じでクレードルのようにHDDを差すだけ。手軽に抜き差しできるのが裸族のお立ち台のメリット。

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