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NECがMultiWriterシリーズを刷新、医療・流通など特定用途への対応強化

2020年06月03日 10時00分更新

文● ASCII

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 NECは6月3日、A3カラー出力対応の「Color MultiWriter 9560C」「Color MultiWriter 9160C」を発表した。

Color MultiWriter 9560C

 5月20日に出荷したばかりのA4カラー出力対応「Color MultiWriter 7700C」、A4モノクロ出力対応の「MultiWriter 7200」、さらに昨年2月発表のA3モノクロ出力対応の「MultiWriter 8800/8700/8600」と組み合わせて、新世代プラットフォームの製品が揃った。

大容量トナー

カラートナー

 2系統の有線LANと無線LANの組み合わせやセキュリティに配慮したNW分離機能など、ネットワーク機能の整備、モバイル端末からの印刷、ICカードリーダーなどを利用した認証印刷など、利便性/セキュリティの両面に配慮。また、大容量トナーの提供によって、メンテナンス工数を下げ、業務を中断せず利用できる点にも配慮している。

 また、A4機では医療機関や流通業などでの利用に配慮し、A5用紙の利用方法を簡素化するといった改良を加えている。NECでは、減少傾向にあるOAプリントに対して、教育機関・医療機関・ホテルや旅館の領収書、流通業現場など、特定用途でのプリンター需要は安定している。特に病院や調剤薬局では紙で配布する資料が増えており、カウンターやデスク下に置ける小型性なども訴求していく。

 9560Cは、カラー最大35ページ/分、約90万ページの耐久性、スタータートナーで約7000ページ、大容量トナーで約1万5000ページの出力が可能な機種で28万8000円(税抜)。従来機種に比べて価格は増加しているが、出荷時からインク容量が大きくトナー交換を含めた出力枚数で比較した場合はリーズナブルな設定になっているとする。 例えば、大容量トナーの導入でトナー交換回数を1/3程度に減らせる結果も出ているという。

Color MultiWriter 9160C

 9160Cは、カラー最大30ページ/分、約60万ページの耐久性、スタータートナーで約6000ページ、大容量トナーで約1万ページの出力が可能な機種で25万円(税抜)。基本的な特徴は9560Cと共通化されている。

MultiWriter 7200

5インチのタッチパネル

 7700Cは、最大40ページ/分、スタータートナーで6000ページの出力が可能。5インチタッチパネルを標準搭載し、A5用紙のセットを簡便にした。価格は23万7000円(税抜)。

MultiWriter 7200

 7200は、最大53ページ/分、スタータートナーで1万5000ぺーじの出力が可能。5インチタッチパネルを標準搭載し、A5用紙のセットを簡便にした。価格は16万円(税抜)。

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