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2020年でも存分に力を発揮できるQualitの中古ハイパフォーマンス機

7万円台で高性能ノートPC向けのHプロセッサー搭載「Dell Latitude 5580」実機レビュー

2020年05月25日 13時00分更新

提供: 横河レンタ・リース

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(1)製品名:Dell Latitude 5580 (2)製品のグレード:【バリュー品】外観ランクS~Bランク相当のレンタル品 (3)当該製品の予定売価:参考価格7万2600円(税抜6万6000円)

Qualitとは?

 横河レンタ・リースが運営しているQualitは、PCやタブレットなどのレンタル返却品を「リファービッシュ」(清掃、外観チェック、動作・機能検査)して「リフレッシュPC」として販売している。本サービスについては「中古PC市場価格より2割も安くて高品質「Qualit」のリフレッシュPC」で詳しく紹介しているが、品質の高い製品を、中古市場価格の約1~2割安い価格で購入できるというコスパの高さから注目を集めている。

Radeon GPU、DVDマルチドライブ標準搭載でパワフルに使える

 今回横河レンタ・リースより借用した「Dell Latitude 5580」は、2017年1月にデルより発売された15.6型ノートPC。ストレージ(SSD)はフォーマットされて、OSとして「Windows 10 Pro 64bit」がリカバリーされている。

 CPUは第7世代(Kaby Lake)の「Core i7-7820HQ」(4コア8スレッド、2.90~3.90GHz)、メモリー(RAM)は16GB、ストレージは512GB(SATA接続SSD)を搭載している。SSDの型番は「SK hynix SC311 SATA 512GB」(SK hynix製)だ。

 ディスプレーは15.6インチFHD液晶(1920×1080ドット)。本体サイズは実測約376×250×24.8mm(幅×奥行き×高さ)、重量は実測約2152g。インターフェースは、USB 3.1 Type-C×1、USB 3.0 Type-A×3、HDMI×1、ミニD-sub15ピン×1、ヘッドセットジャック×1、有線LAN端子×1、SDメモリーカードスロット×1が網羅されている。このほかの細かなスペックについては下記を参照してほしい。

主なスペック
製品名 Dell Latitude 5580
メーカー名 Dell
グレード Vランク
販売価格 7万2600円(税込)
OS Windows 10 Pro 64bit
プロセッサー Core i7-7820HQ(4コア8スレッド、2.90~3.90GHz)
メモリー 16GB
ストレージ 512GB SSD(SK hynix製「SK hynix SC311 SATA 512GB」)
ディスプレー 15.6インチFHD液晶(1920×1080ドット)
カメラ フロントカメラ(HD 720p、92万画素)
ネットワーク IEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth
インターフェース USB 3.1 Type-C×1、USB 3.0 Type-A×3、HDMI×1、ミニD-sub15ピン×1、ヘッドセットジャック×1、有線LAN端子×1、SDメモリーカードスロット×1
サイズ/重量 実測約376×250×24.8mm(幅×奥行き×高さ)/実測約2152g

 Qualitでは製品の状態によって「超美品」、「美品」、「Bランク」、「Cランク」などとランクを分けているが、今回は「バリュー品(Vランク)」として販売されているデルの15.6型ノートPC「Dell Latitude 5580」を借用した。

 「バリュー品」とは外観ランクがS~Bランク相当の商品。外観ランクを評価するグレーディング作業のコストを省くことでCランク相当の価格で提供されている。外観ランク評価作業は省かれているが、ほかのQualit商品と同様に6ヵ月保証付きなので安心して利用可能。グレーディング作業の詳しい内容については、「Qualitの高品質な中古PCのカギをにぎるベテラン母さん」の記事に詳しいので参照していただきたい。

 それではバリュー品の外観、およびストレージやバッテリーの状態について、そして2017年に発売されたノートPCのパフォーマンスについてチェックしていこう!

本体には目立つ傷はなくキーボードも新品同様

 QualitのリフレッシュPCは横河レンタ・リース独自開発の梱包箱に収められている。「Dell Latitude 5580」の箱は幅約520mm。ノートPC本体はシリコンフィルムでしっかりと包まれており、箱内部で宙に浮いている状態でしっかりと固定されている。また、ACアダプターや電源ケーブル、マウスなどのアクセサリー類はノートPCと接触して傷が付かないように別室に収められているから安心だ。配送時に万が一の落下事故などがあったとしても、中身にダメージが及ぶ可能性は低いだろう。

横河レンタ・リース独自開発の梱包箱は、製品本体をシリコンフィルムでしっかりと固定し、箱内部で宙に浮いたような状態で保持している。発泡スチロールなどは使われておらず、段ボール、エアーキャップ、シリコンフィルム、ビニール袋のみで構成されているので、不要になったときに廃棄するのも簡単だ

 さて気になる外装の状態だが、バリュー品(Vランク)ということでいつもより念入りにチェックしてみたが、落下などによる大きな傷は見当たらない。そして最も重要なディスプレー面には少なくとも肉眼で視認できるような傷は存在しなかった。

 今回発見できた傷は、天面左上、底面左下の2ヵ所。そしてパームレスト左側のシール跡のみ。どれも深い傷ではなく、なにかに擦れて生じたカスレ傷のようだ。すべてがまったく同じコンディションではないだろうが、明らかな落下傷などは存在しないものが、バリュー品(Vランク)として販売されているのだろう。

本体天面

本体底面

本製品のディスプレーは傷が比較的目立ちやすい光沢(グレア)タイプだが、消灯状態でも視認できる傷は見当たらなかった

キーボードにはキートップの文字のカスレどころか、テカリなども一切見当たらない。新品同様と言えるコンディションだ

今回の貸し出し機で比較的目立つのがパームレスト左側のシールを貼っていた跡。無水エタノールなどで拭けば多少は綺麗になるかもしれない

天面左上には薄いシミと小傷があるが、光の反射を調節することでようやく気づく程度のものだ

底面にはなにかで擦ったような傷が数本入っている。机、もしくは文具などに意図せず擦り付けて入った傷だと思われる

本体正面

本体背面

本体右側面

本体左側面

同梱品一覧。説明書は付属していなかった。説明書が必要なら、デルのサポートサイト(https://topics-cdn.dell.com/pdf/latitude-15-5580-laptop_owners-manual_ja-jp.pdf)から入手しよう

付属のACアダプターと電源ケーブル

付属の有線マウス

プリインストールされているOSは「Windows 10 Pro 64bit」

ストレージの利用状況をチェックする「CrystalDiskInfo 8.4.0」でチェックしたところ、健康状態は「正常」、電源投入回数は「679回」、使用時間は「4169時間」と表示された。1回あたりの使用時間は約6.1時間なので、オフィス内のデスクに常設されていたマシンだと思われる

Battery reportでバッテリー容量をチェックしてみたところ、設計容量は67,997mWh、フル充電容量は67,184Whと表示された。つまりバッテリーは新品と比べて約98%の性能を保っていることになる

2020年基準で見てもハイパフォーマンスを期待できる1台

 最後にパフォーマンスをチェックしてみよう。CPU/グラフィックスベンチマーク「CINEBENCH R15.0」で計測してみたが、CPU性能を示す「CPU」スコアは768cb、グラフィックス性能を示す「OpenGL」スコアは72.39 fpsという結果だった。一方ストレージ速度は、シーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は561.86MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は509.88MB/sをストレージベンチマーク「CrystalDiskMark 7.0.0」で記録した。

CPU/グラフィックスベンチマーク「CINEBENCH R15.0」のCPUスコアは768 cb、グラフィックス性能を示すOpenGLスコアは72.39 fps

ストレージベンチマーク「CrystalDiskMark 7.0.0」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は561.86MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は509.88MB/s

 今回横河レンタ・リースより借用した「Dell Latitude 5580」は2017年1月に発売された製品だが、高性能ノートPC向けのHプロセッサー「Core i7-7820HQ」、16GBメモリー、512GBのSSDを搭載しているだけに、2020年の基準で見ても画像・動画編集などのクリエイティブワークにも活用できるだけのパフォーマンスを備えている。また、メモリーは最大32GBに増設でき、ストレージも交換できるので、これから3~4年現役のマシンとして活躍してくれる一台と言えよう。

(提供:横河レンタ・リース)

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