このページの本文へ

柳谷智宣がAdobe Acrobat DCを使い倒してみた 第116回

Googleドライブ上からAcrobat DCの機能を利用できる「Adobe Acrobat for Google Drive」

2020年05月20日 09時30分更新

文● 柳谷智宣 編集●MOVIEW 清水

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 本連載は、Adobe Acrobat DCを使いこなすための使い方やTIPSを紹介する。第116回は、Googleドライブ上からAcrobat DCの機能が利用できるプラグイン「Adobe Acrobat for Google Drive」を解説する。

Office文書のPDF化も簡単にできる「Adobe Acrobat for Google Drive」

 GoogleドキュメントやGoogleスプレッドシートを仕事で使っているユーザーは、PDFファイルもDocument CloudよりGoogleドライブに保存したいこともあるだろう。

 以前から、Acrobat DCからGoogleドライブ内のファイルにアクセスすることはできたが、2020年2月、新たな統合機能がリリースされた。Googleドライブ上からAcrobat DCの機能を利用できるのが特徴だ。

従来もAcrobat DCからGoogleドライブにアクセスすることはできた

 まずはG Suite Marketplaceで「Adobe Acrobat for Google Drive」アプリが公開されているので、インストールする。Googleアカウントにログインしたり、各種動作の許可を行えば、ファイルの右クリックメニューから「Adobe Acrobat for Google Drive」アプリで開けるようになる。

G Suite Marketplaceからアプリをインストールする。利用は無料。ただし管理者がユーザーによるインストールを禁止している場合はMarketplaceからインストールはできない

Googleアカウントにログインし、各種アクセスを許可する

Wordファイルを右クリックし、「アプリで開く」から「Adobe Acrobat for Google Drive」を選ぶ

 Wordファイルを開き、右上の「Edit」メニューから「Create PDF」を選ぶとPDFファイルに変換できる。複数ファイルを開き、「Combine Files」を選んで1つのPDFファイルにまとめることも可能だ。

 PDFファイルを開くと、右上のボタンから注釈を入れたり、ハイライトを引いたり、手書きで描き込んだりできる。「Edit」メニューから「Organize Pages」をクリックすれば、ページの入れ替えなどの操作が可能。「Export PDF」では、PDFから編集可能なWordやExcelファイルなどに変換できる。

 もちろん、すべての変更は自動的にGoogleドライブに反映されるので、ユーザーが保存操作を行う必要はない。

「Create PDF」をクリックしてPDFファイルに変換する

GoogleドライブにPDFファイルが作成される

注釈やハイライト、手書きなどを追加できる

「Organize Pages」でページ操作ができる

電子サインの承認フローもアプリを切り替える必要なし

 さらに、アプリを切り替えることなく、電子サインを要求、回収できるのも見逃せない。「Edit」メニューから「Send for Signature」をクリックし、送信。相手はメールを開き、ブラウザー上でサインする。キーボードで入力するほか、手書きもOK。終わったら、「Click to sign」をクリックすると、依頼者の元にサイン済みのPDFが送られる。

「Edit」メニューから「Send for Signature」をクリックする

相手のメールアドレスとメッセージを入力して「Next」をクリックする

署名フィールドをドラッグ&ドロップして配置。完了したら「Send」をクリックする

相手にはこのようなメールが届くので、「Rebiew and sign」をクリックする

ブラウザー上でサインし、「Click to sign」をクリックする

サイン済みのPDFが完成する

 Googleドライブ上でPDFを管理しつつ、閲覧だけでなく作成や注釈、電子サインまで行えるのはとても便利。Acrobat DCのサブスクリプションユーザーであれば、Acrobat DCがインストールされていないPCでも利用できるのもポイント。突発的なリモートワークで自宅や外出先のPCで作業する場合にも、Acrobat DCの機能を手軽に利用できる。

 Acrobat DCからGoogleドライブにアクセスするだけでなく、GoogleドライブからAcrobat DCの機能を利用したいというユーザーは「Adobe Acrobat for Google Drive」をインストールすることをお勧めする。

■関連サイト

カテゴリートップへ

この連載の記事

目からウロコのPDF使いこなし術【アクロバット連載100回記念放送】