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高速CPUとPCIe接続のSSD搭載、モバイルでもメインマシンにできる性能

Core i7搭載でも約698gの超軽量! 性能に妥協のない理想のモバイルノートPC「LIFEBOOK WU2/D2」を試す

2020年04月07日 13時00分更新

文● 宮里圭介 編集●八尋/ASCII

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「LIFEBOOK WU2/D2」

 ひと口にノートパソコンといっても、大型ディスプレーを搭載したゲーミングノートから、片手に収まるようなポケットサイズのミニノートまで、多くのジャンルがある。

 中でも人気のあるジャンルが、軽量モバイルノートパソコンだ。最近のトレンドは、13型前後のディスプレーを備えながら1kgを切るというもので、各社が競争しあっているだけに、個性的なモデルが多い。

 このモバイルノートの中でとくに注目したいのが、富士通クライアントコンピューティングの「LIFEBOOK WU」シリーズだ。最軽量モデルでは約698gという軽さながらも、約11.5時間という長時間駆動を実現。さらにCPUも4コア/8スレッドとなるCore i7-8565Uを採用が選択可能など、軽いだけでなく実用性の面でも優れているのが特徴だ。

 今回、カスタマイズモデルとなる「LIFEBOOK WU2/D2」を試用できたので、こちらのレビューをお届けしよう。

1kgを切る超軽量ボディーで、メインマシンとして使える性能も備えた1台

まずは気になる性能をチェック!
高速CPUとPCIe接続のSSDで、モバイルノートを超えた性能に

 今回試用したLIFEBOOK WU2/D2の構成は、Core i7-8565U、16GBメモリー、256GB PCIe接続SSDという構成。ディスプレーはタッチには対応していないものの、13.3型のIGZOディスプレーで、解像度は1920×1080ドットとなっている。

CPUの詳細情報を「CPU-Z」を使ってチェック。右下にある情報から、モバイルノートながらも4コア/8スレッドという高性能CPUを搭載しているのがわかる

 このうち、性能に直結するのがCPUとSSDの性能だ。まずはこの2つの性能をベンチマークソフトを使ってチェックしてみよう。

 CPU性能のチェックに使用したのは、定番となる「CINEBENCH R20」。これはCGレンダリング速度からCPUの性能を計測してくれるベンチマークソフトで、独自のptsというスコアーで結果を表示してくれる。このスコアーが高ければ高いほど、高性能なCPUとなる。

「CINEBENCH R20」の結果。CPUのスコアーは1146ptsで、モバイルノートとしては高めのスコアーとなっている

 デスクトップパソコンと比べてしまえば、CPUのスコアー1146ptsという数値はそれほど高いわけではないが、モバイルノートとしてはかなり性能が高い部類に入る。それもそのはず、第7世代までのCore i7は2コア/4スレッドだったのに対し、第8世代で4コア/8スレッドへと倍増したからだ。

 第7世代Coreを搭載したモバイルノートの登場は大体3~4年ほど前の登場となるだけに、これよりも古いノートパソコンを使っているのであれば、そのCPU性能の向上に驚くだろう。

 体感性能を大きく左右するストレージにはSSD、しかも高速なPCIe接続を採用しているのがポイントだ。こちらの性能も、定番ベンチマークソフトとなる「CrystalDiskMark」でチェックしてみよう。

「CrystalDiskMark」でストレージ性能をチェック。シーケンシャルリードが約1750MB/秒、ライトが1302MB/秒という結果となった

 SATA接続のSSDでは、多くの場合シーケンシャルリード・ライト共に500MB/秒台で頭打ちになってしまうのだが、LIFEBOOK WU2/D2に採用されているPCIe接続のSSDならその上限を軽く超え、2~3倍もの性能となっているのが魅力だ。

 実はさらに高速なSSDも存在しているが、高速になるほど消費電力や発熱が大きくなってしまうだけに、モバイルノートには搭載しづらい。性能と消費電力、発熱のバランスが考えられた、絶妙な選択だといえるだろう。

モバイルノートPCとは思えない充実したインターフェース
有線LANもアダプターなしに利用可能!

 薄型軽量となるモバイルノートでは、物理的な制約からインターフェースの数が限られてしまうことが多いのだが、LIFEBOOK WU2/D2はUSB 3.1(Type-C)×2、USB 3.1 Type-A×2、HDMI、有線LAN端子、SDカードスロットと、必要十分な数を装備。とくに2つあるUSB 3.1( Type-C)のうち奥側はGen2対応で10Gbpsの高速転送が可能なうえ、DisplayPort Alt Modeにも対応し、映像出力も可能となっている。

左側面にあるUSB3.1 Type-Cのうち、奥側のものがGen2に対応。USB Power Deliveryにも対応し、内蔵バッテリーの充電用としても利用できる

モバイルノートながらしっかりとUSB Type-A端子もしっかり2基備えている

 もちろんUSB Power Deliveryにも対応しているので、専用のACアダプターだけでなく、汎用のUSB Type-C電源からバッテリーの充電が可能だ。

 上の写真を見るだけでは「有線LANのポートはあるけど、どうやってケーブル挿すの?」と不思議に思ってしまうが、実はコレ、引き出し式の特殊なコネクターを採用しているのだ。

コネクターを引き出し、上へ持ち上げるようにすると、LANケーブルが挿せるように。変換アダプターなどを使わず、直接挿せるのが便利

 変換アダプターではなく変形コネクターを採用するメリットは、紛失や置き忘れを防げること。いざ有線LANで接続しようとしたときに、変換アダプターが見つからずに使えない……といったトラブルを回避できる。

 もちろん、モバイルノートを有線LAN接続する機会は多くない。しかし、出張先のホテルなどでWi-Fi接続が不安定だったり、速度が妙に遅くてイライラする場合などに、「有線で接続したいな」と考えた人は少なくないはずだ。こんな時でも「アダプター持ってくればよかったな」で諦めるのではなく、すぐに有線LANで接続できるのがありがたい。

高性能でインターフェースまで充実
メインマシンにもなる実力を常に持ち歩きたい人に最適

 モバイルノートというだけなら数多くあるが、13.3型の大きなディスプレー、そして高い性能と使いやすいインターフェースまで備えているとなると、その数はかなり絞られる。さらに軽さを重視するとなれば、700gを切るLIFEBOOK WU2/D2が最有力候補となるのは間違いない。

 家の中はもちろん、会社や学校、訪問先、出張、旅行などへ持っていっても苦にならない軽さで、しかもメインマシンとして使えるほどの高い性能がある。モバイルノートを普段から場所を選ばすフル活用したいというなら、LIFEBOOK WU2/D2はまず最初にチェックしたい製品だ。

LIFEBOOK WU2/D2(最軽量モデル)の主なスペック
CPU Core i5-8265U/Core i7-8565U
グラフィックス インテル UHD グラフィックス 620
メモリー 8GB/16GB
ストレージ 約256GB SSD/約512GB SSD/約1TB SSD
ディスプレー 13.3型(1920×1080ドット)、ノングレア
内蔵ドライブ ー、スーパーマルチドライブ(USB 2.0外付け、オプション)
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 5.0
インターフェース USB 3.1(Type-C)×2、USB 3.1×2、HDMI出力、有線LAN端子、マイク・ラインイン・ヘッドフォン・ラインアウト・ヘッドセット兼用端子、SDカードスロット
サイズ/重量 およそ幅309×奥行212×高さ15.5mm/約698g~
OS Windows 10 Home(64bit)/Windows 10 Pro(64bit)

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