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佐々木喜洋のポータブルオーディオトレンド 第17回

ポータブルでも、据え置き機なみの高音質ネットワーク再生ができる

本日発売! CHORD「2go」のファーストインプレッション

2020年03月28日 15時30分更新

文● 佐々木喜洋 編集●ASCII

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 この連載でも海外での展開を中心に紹介してきた、Chord Electronicsの「2go」が、ついに国内でも登場した。アユートの取り扱いで販売は3月28日に開始。直販価格は14万9980円となっている。

2goを手に持ったところ

 私はひと足先に、デモ機を使わせてもらっているので、ファーストインプレッションを書いていく。

持ち運べる“超ハイエンド”ネットワークプレーヤーが誕生

 まず簡単に「2go」を紹介しよう。既発売のヘッドホンアンプ内蔵USB DAC「Hugo 2」の外付けモジュールで、様々なデジタルデータをUSB DACが受けられる形に変換して出力するトランスポートとして機能する。

 入力元としては、Wi-Fiや有線LANを使ったネットワーク経由のほか、microSDカードに保存した音楽ファイルが選べる。Hugo 2を使うためには、パソコンなどUSB出力機能を持つ機器、もしくはCDプレーヤーなど光デジタル出力/同軸デジタル出力を持つ機器を用意する必要があった。しかし、Hugo 2に2goを組み合わせれば、こういった機器を用いず、一体型の機器に近い感覚で、ネットワーク再生をしたり、microSDカードに保存した音楽データを再生したりすることができる。

Hugo2と2goを合体させて手に持ったところ、イヤフォンはAcoustune HS1670SS

 つまり、2goはHugo 2を高機能なネットワークプレーヤーにする製品なのだ。

 Hugo 2に2goを合体させてインターネットに接続すれば、TIDALやQuobuzといった海外の高品質ストリーミングを利用できるし、DLNAやRoonの仕組みを使って、LAN内にあるメディアサーバーに保存した楽曲の再生も可能だ。ただし、2goはディスプレーなどを持たないため、操作や設定にスマホやパソコンを使う。microSDカード内のデータを再生する際も「8Player」(iOSの場合)など、MPD(Music Player Daemon)対応アプリを使い、リモート操作することになる。

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