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あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ 第27回

似て非なる軽スポーツ「コペンGRスポーツ」と「S660」を乗り比べ

2020年03月31日 15時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) 車両協力●ダイハツ

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筆者のS660(写真手前)とコペンGRスポーツ(写真奥)

 ダイハツの軽オープンカーを、トヨタのレース部門「GAZOO Racingカンパニー」がファクトリーチューンを施し、GRブランドで販売する「コペンGRスポーツ」(ダイハツ系列店でも購入可能)。この登場に、同じ軽オープンカーであるホンダS660のオーナーも驚いたのは言うまでもありません。とともに「どんなクルマになるんだろう」と興味津々。筆者もその独りでした。

 興味はある一方、乗った後にS660が霞んで見えたらどうしよう、という不安がないわけではありませんが、勇気を振り絞ってS660との違いを中心にレポートしたいと思います。

似ているようでまったく異なる
2台の軽スポーツカー

筆者のS660(左)とコペンGRスポーツ(右)を並べたところ。なおS660の方が車高が低いのは筆者が車高調を入れてローダウンしているため

 並べてみるとS660とコペンGRスポーツは兄弟車のように見えます。軽自動車規格ですからボディーサイズもほぼ同等ですし、エンジンも過給機を搭載した排気量660ccの3気筒。馬力も64馬力と同じで、さらにミッションもMTとCVTの両方を用意。それゆえか値段もそれほど変わりません。

 ですがこの2台、ご存じのとおりエンジンを置く場所が異なります。S660はリアに、コペンGRスポーツはフロントに置かれ、駆動輪もS660はリア(MR)、コペンGRスポーツはフロント(FF)。このレイアウトの違いが走行フィールはもちろんのこと、使い勝手に大きな差が生まれます。

コペンGRスポーツのラゲッジスペース。中央の仕切り板は取り外し可能だ

 まずは収納。S660オーナーがコペンGRスポーツのトランクスペースを開けた瞬間、きっと誰もがうらやましいと思うことでしょう。もともとはハードトップルーフの格納用に設けられたものですが、ルーフを格納しなければ、ゴルフバッグだって1個入ってしまうほど。

 もちろんルーフをオープンにするとこの収納スペースは消えてしまうのですが、ちょっとしたバッグの収納はできます。かたや、S660はフロントに幌の収納スペースのみです。

コペンGRスポーツは電動で開閉可能だ

コペンGRスポーツのハードトップルーフを収納した状態。ラゲッジスペースのほとんどが埋まってしまう

ハードトップルーフを格納しても、その隙間にバッグなどを入れることが可能だ

 コペンGRスポーツのハードトップルーフは約20秒で自動開閉可能。ソフトトップルーフを手動で取り外し、さらにフロントボンネットを開けて、とオーナー自らが開閉するS660とは大きく異なります。ちなみに、コペンGRスポーツのハードトップルーフをオープンにするとラゲッジスペースはほぼ埋まってしまいますが、それでもトートバッグを数個入れることはできます。

コペンGRスポーツのドアを開けた状態。90度近くまで開口できる

 S660もコペンGRスポーツも、身長185cmの筆者からすると正直申し上げて「どちらも狭い」の一言で、屋根を閉じた状態では、かなりかがまないと乗車できないことに変わりはありません。ですが、乗降性に関しては、コペンGRスポーツの方がドアが広く開口する上に、S660とは異なりスピーカーや窓操作スイッチを備える「出っ張り」部分がないため、最初に足を入れる場所が広い印象を受けます。

コペンGRスポーツのコックピット

セミバケットシートはレカロとGRのダブルネーム

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