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「VRで人生を変えるような体験を」

SAOや楽園追放のスタッフが集結したVR ADV「東京クロノス」開発のMyDearestにインタビュー

2020年03月20日 11時00分更新

文● 高橋佑司 編集● ASCII

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今回お話しを伺ったMyDearestは、VRアドベンチャーとして話題を呼んだ「東京クロノス」を開発。時が止まった渋谷。「私は死んだ。犯人は誰?」不可解なメッセージ。自分を含む8人の幼馴染とともに、そうした不思議な世界からの脱出を図る……

臨場感あふれるVRの世界にて魅力的なキャラクターたちが、豪華声優陣によるフルボイスで会話をする

 VR業界で大きな存在感を放つ、HTCのVRヘッドセット「VIVE」。より高解像度&高音質のハイエンドモデルである「VIVE Pro」やセットアップが簡単で、機能拡張も可能な「VIVE Cosmos」などもラインアップしており、日本のVRゲームを語る上では欠かせない存在といえる。

 現在一般販売しているモデルはPCと接続して使用するモデルのみであるが、ビジネス向けとしては一体型(PCに接続しなくても単体でコンテンツを楽しめるタイプ)のVRヘッドセット「VIVE Focus」「VIVE Focus Plus」もビジネス向けとして発売。昨年の12月には「ゲゲゲの鬼太郎」とコラボしたスペシャルパッケージの「VIVE Focus」も販売している。

 VIVEでプレイできるVRゲームは、世界最大級のPCゲームプラットフォームである「Steam」や、VIVE独自のアプリストア「VIVEPORT」を通じて購入できる。

 VRゲームといえば、視界いっぱいに広がる一人称視点とコントローラーを振る動作などがゲームに反映されるモーションキャプチャーが大きな魅力。ゲームの世界でのアクションを没入感たっぷりに味わえるとあって、銃や剣など、さまざまな武器で戦うアクションゲームが多くリリースされている。前回はVR向けの剣戟アクションとして知られる「ソード・オブ・ガルガンチュア」を制作した「よむネコ」さんにお話しを伺った。

 そこで今回は、アクション重視のゲームとは一風変わったアプローチの作品で話題になったVRアドベンチャーゲームの「東京クロノス」を開発している日本のVRディベロッパー「MyDearest」にお邪魔する機会を得たので、VIVEの魅力やメリットに触れつつ、「東京クロノス」シリーズについて伺ってみた。

 インタビューの前に、まず「東京クロノス」について紹介しておこう。本作は、「次のアドベンチャーゲームは画面の向こうだ」というコンセプトのもと、VRを用いた新たな表現に挑戦したビジュアルノベル形式のアドベンチャーゲームだ。

「ソードアート・オンライン」のプロデューサーを務めた三木一馬氏や「楽園追放 -Expelled from Paradise-」のモーション監督を務めた柏倉晴樹氏など、ヒット作に携わったスタッフが制作に参加。

 シナリオライターは、「我が姫にささぐダーティープレイ」などを生んだ作家の小山恭平氏が担当。キャラクターデザインは、鮮やかな色彩と強烈なインパクトをもつ絵が特徴的なイラストレーター、LAM氏が手掛ける。

 OPテーマはアニソン歌手として人気の藍井エイルさん、キャストには上村祐翔さんや石川由依さんをはじめ、朴 璐美さんや梶 裕貴さんも参加するなど、アニメ好きの人たちからも注目を集めた。開発費等の調達を目的に実施したCAMPFIREでのクラウドファンディングプロジェクトでは、わずか17時間で目標の250万円を達成。プロジェクト終了までには1800万円以上を調達した。

 内容としては、物語が進む中で明らかになっていく謎を追っていくミステリーアドベンチャーだ。舞台は“鏡の壁”に囲まれた、時が止まったような渋谷。プレイヤーはそこに閉じ込められた主人公・櫻井響介の視点で物語を体験していく。

 「私は死んだ。犯人は誰?」という衝撃的なメッセージと、響介とともに閉じ込められた幼馴染たち。死んだ“私”とは誰なのか? “犯人”というのは集められた幼馴染たちの中にいるのか? いるとすれば誰なのか? 物語を進める中で徐々に明らかになってく謎を紐解き、真実にたどり着くことを目指す……そういったゲームになっている。

 今回は、そんな「東京クロノス」を開発したMyDearestの取締役COOである、千田翔太郎氏にお話をお聞きした。

MyDearest 取締役COO 千田翔太郎氏(以下、千田氏)

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