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最安ランク価格の「Qualit」Vランク品

デル製15型ビジネスノートが2万円台!「 Latitude 3570」実機レビュー

2020年03月25日 11時00分更新

文● ASCII編集部

提供: 横河レンタ・リース

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(1)製品名:Dell Latitude 3570 (2)製品のグレード:【バリュー品】外観ランクS~Bランク相当のレンタル品 (3)当該製品の予定売価:参考価格2万7500円(税抜2万5000円)

Qualitとは?

 横河レンタ・リースが運営しているQualitは、PCやタブレットなどのレンタル返却品を「リファービッシュ」(清掃、外観チェック、動作・機能検査)して「リフレッシュPC」として販売している。本サービスについては「中古PC市場価格より2割も安くて高品質「Qualit」のリフレッシュPC」で詳しく紹介しているが、品質の高い製品を、中古市場価格の約1~2割安い価格で購入できるというコスパの高さから注目を集めている。

第6世代(Skylake)CPUでも
Windows 10 Pro 64bit入りで3万円切りなら納得のコンディション

 Qualitでは製品の状態によって「超美品」、「美品」、「Bランク」、「Cランク」などとランクを分けているが、今回は「バリュー品(Vランク)」として販売されているデルの15.6型ノートPC「Dell Latitude 3570」を借用した。

 「バリュー品」とは外観ランクがS~Bランク相当の商品で、外観ランクを評価するグレーディング作業のコストを省くことでCランク相当の価格で提供される商品だ。外観ランク評価作業は省かれているが、ほかのQualit商品と同様に6ヵ月保証付きなので安心して利用可能。グレーディング作業の詳しい内容については、「Qualitの高品質な中古PCのカギをにぎるベテラン母さん」の記事に詳しいので参照していただきたい。

 それではバリュー品の外観、およびストレージやバッテリーの状態について、そして2016年に発売されたノートPCのパフォーマンスについてチェックしていこう!

 今回横河レンタ・リースより借用した「Dell Latitude 3570」は、2016年1月にデルより販売発売された15.6型ノートPC。ストレージ(HDD)はフォーマットされて、「Windows 10 Pro 64bit」がリカバリーされている。

 CPUは第6世代(Skylake)の「Core i5-6200U」(2コア4スレッド、2.30~2.80GHz)、メモリー(RAM)は4GB、ストレージは500GBのHDD(SATA接続)を搭載している。HDDの型番は「MQ01ACF050」(東芝製)で、ディスク回転数は7278rpm、内部転送速度は871~1850 Mbit/sが謳われている。

 ディスプレーは15.6インチHD液晶(1366×768ドット)。本体サイズは380×260×23.25mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.05kg。インターフェースは、USB 3.0×2、USB 2.0×1、HDMI×1、ミニD-sub15ピン×1、ヘッドセットジャック×1、有線LAN端子×1、SDメモリーカードスロット×1を搭載している。このほかの細かなスペックについては下記を参照してほしい。

主なスペック
製品名 Dell Latitude 3570
メーカー名 Dell
グレード Vランク
販売価格 2万7500円(税込)
OS Windows 10 Pro 64bit
プロセッサー Core i5-6200U(2コア4スレッド、2.30~2.80GHz)
メモリー 4GB
ストレージ 500GB HDD(東芝製「MQ01ACF050」)
ネットワーク IEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth
ディスプレー 15.6インチHD液晶(1366×768ドット)
カメラ フロントカメラ(HD 720p、92万画素)
インターフェース USB 3.0×2、USB 2.0×2、HDMI×1、ミニD-sub15ピン×1、ヘッドセットジャック×1、有線LAN端子×1、SDメモリーカードスロット×1
バッテリー駆動時間 非公表
サイズ/重量 380×260×23.25mm(幅×奥行き×高さ)/約2.05kg

価格はCランク相当だが目立つキズはパームレスト部のみの出物

 QualitのリフレッシュPCは横河レンタ・リース独自開発の梱包箱に収められている。「Dell Latitude 3570」の箱は幅約520mm。ノートPC本体はシリコンフィルムでしっかりと包まれて、箱内部で宙に浮いているような状態で固定されている。また、ACアダプターや電源ケーブル、マウスなどのアクセサリー類はノートPCと接触して傷などが付かないように別室に収められている。配送時に万が一の事故があった場合でも、中身にダメージが及ぶ可能性は低い。

横河レンタ・リース独自開発の梱包箱は、製品本体をシリコンフィルムでしっかりと固定し、箱内部で宙に浮いたような状態で保持している。発泡スチロールなどは使われておらず、段ボール、エアーキャップ、シリコンフィルム、ビニール袋のみで構成されているので、不要になったときに廃棄するのも簡単だ

 さて外装の状態だが、バリュー品(Vランク)ということでいつもより入念にチェックしてみたが、落下などによる大きな傷は見当たらなかった。そして最も気になるディスプレー面には少なくとも肉眼で視認できるような傷は存在しない。

 今回発見できた傷は、パームレスト左側、電源端子周囲、底面の吸気口周辺の3ヵ所。パームレスト部の傷はやや目立つが、ほかの傷は使っているときにはまったく気にならない。このコンディションのモデルがCランク相当の価格で購入できるのであれば、かなりお買い得感は高い。

本体天面

本体底面

本製品のディスプレーは傷が比較的目立ちやすい光沢(グレア)タイプだが、消灯状態でも視認できる傷は見当たらなかった

キーボードにはキートップの文字のカスレどころか、テカリなども一切見当たらない

今回の貸し出し機で最も目立つのがパームレスト左側の傷。位置から判断すると、時計の金属製ベルトなどで削られた傷の可能性がある

電源端子周囲にはACアダプターのDCプラグの抜き差しに伴うものと思われる擦り傷がある。ただし角度を調節することで気づく程度の微細な傷だ

底面には吸気口からサービスタグまで伸びる弧状の擦り傷があった。こちらはやや深めだが、普段使うときには見えない部分だから問題はないはずだ

本体正面

本体背面

本体右側面

本体左側面

同梱品一覧。説明書は付属していなかった。説明書が必要なら、デルのサポートサイトから入手しよう

付属のACアダプター

付属の有線マウス

プリインストールされているOSは「Windows 10 Pro 64bit」

ストレージの利用状況をチェックする「CrystalDiskInfo 8.4.0」でチェックしたところ、健康状態は「正常」、電源投入回数は「101回」、使用時間は「772時間」と表示された。1回あたりの使用時間は約7.6時間なので、オフィス内のデスクに常設されていたものと思われる

Battery reportでバッテリー容量をチェックしてみたところ、設計容量は41,440mWh、フル充電容量は37,918mWhと表示された。つまりバッテリーは新品と比べて約92%の性能を保っていることになる

Windows 10アップデート済、メモリー、ストレージの交換も容易で現役利用が可能なビジネスノート

 最後にパフォーマンスをチェックしてみよう。CPU/グラフィックスベンチマーク「CINEBENCH R15.0」で計測してみたが、CPU性能を示す「CPU」スコアは290cb、グラフィックス性能を示す「OpenGL」スコアは30.65 fpsという結果だった。一方ストレージ速度は、シーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は122.28MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は115.78MB/sをストレージベンチマーク「CrystalDiskMark 7.0.0」で記録した。

CPU/グラフィックスベンチマーク「CINEBENCH R15.0」のCPUスコアは290 cb、グラフィックス性能を示すOpenGLスコアは30.65 fps

ストレージベンチマーク「CrystalDiskMark 7.0.0」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は122.28MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は115.78MB/s

 今回横河レンタ・リースより借用した「Dell Latitude 3570」は2016年に発売されたモデルだ。CPUはCore i5-6200U、メモリーは4GB、ストレージは500GBのHDDが搭載されており、一般的な用途であれば現役で活躍してくれる性能を備えている。また底面のベースカバーを取り外せば、メモリーとストレージの交換は容易だ。将来的にストレージさえHDDからSSDに交換すれば、まだまだ数年単位でコンシューマー用途、オフィス用途に活躍してくれる一台と言えるだろう。

(提供:横河レンタ・リース)

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