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ゲーマー視点テレワークのすすめ

新型コロナ 失敗しない「テレワーク」

2020年03月04日 08時00分更新

文● 外村克也(タトラエディット) 編集●飯島恵里子/ASCII

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オンライン会議時の回線は質の高いものを

 ビデオ通話が不要な局面なら、それほど高速な回線は不要。とはいえ、画面共有をするなら、それなりに速い回線を用意しておく必要がある。筆者の場合は、出先ではドコモの回線を主に使い、サブとして格安SIMを用いている。格安SIMだと、画面共有時に速度が出ずに切断されてしまうことがあったが、ドコモ回線であれば安定している。

 自宅内ではVDSLというひと昔前の回線環境ではあるが、LTEでの通信よりも安定している。そのため、固定回線なら複数のストリームも余裕で対応できるだろう。

自宅での仕事を円滑にするためのひと工夫

 テレワークやリモートワークにおいて同僚と連絡をとる際に気を付けておきたいことがある。それは、相手がいつ何をしているのかがわからないということ。

 まず、職場にいるのと同じ感覚で話しかけないように。「ちょっと聞きたいことがあるんだけど」と話しかけている向こうでは、育児に奮闘していたり、食事の準備をしていたりするかもしれない。会話のたびにコンロに火を付けたり止めたりしていては、ストレスがたまる一方だ。

 弊社スタッフHの場合でも、日中は食事の準備をしている間の待ち時間に、少しずつ作業をすることが多いとのこと。家事と仕事の繰り返しが多く、線引きがあまりできないというデメリットがあるようだ。

 このため、日中に連絡しなければならないときは、すぐに相手が反応してくれると期待せず、チャットで簡単な要件を書き残しておくといい。たとえば「お疲れ様です、PDFの3ページ目に書かれている数値が間違っているようなのですが――」と送っておけば、相手もタイミングを見計らいやすい。このとき、問題となる箇所のスクリーンショットを合わせて送っておけば、相手はさらに対応しやすくなる。

 相手が確認しやすいようひと手間を加えたメッセージを送れば、通話をするまでもなく、チャットで解決できる問題がほとんどだ。

 また、データの取り扱いにとくに注意をしたい。企業内のデータを自宅のパソコンに置くことが多くなるため、家族で共用している場合には仕事用のアカウントをつくってデータの保存場所を隔離するといった工夫をしておくことも必要だろう。

 簡単ではあるが、弊社でのテレワーク/リモートワークのスタイルを紹介してみたがいかがだったろうか。こうした働き方を実践していきたいという方の参考になれば幸いだ。

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