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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第651回

オリンパスのハイエンド「E-M1 Mark III」は猫撮影しやすいのか?

2020年03月03日 10時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家 編集●ASCII

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イベントは中止になったが新製品は続々登場!
オリンパス「E-M1 Mark III」で猫撮り!

 cp+のcはカメラのc、pはフォトのp、ということで毎年恒例のカメラと写真のイベント「cp+」が、新型コロナウィルス感染拡大の心配からいち早く中止を決定。その後の動きを見ると英断だったと思うのであるが、だからといってcp+に合わせて発表・発売された新製品群の影が薄くなってはもったいない。というわけで、春の新製品シリーズ、行くのである。

塀の向こうから覗いてる猫と見つめあってみたの図。2020年2月 オリンパス OM-D E-M1 Mark III

 第一段はオリンパスから登場した新型ミラーレスハイエンド機の「E-M1 Mark III」。いち早くお借りできたので猫を撮ってきた。見た目は前モデルと変わらないけど、おかげで同じ感覚で使えていい。もちろん随所でバージョンアップしてて快適さも増している。

オリンパスのE-M1 Mark IIIに12-100mm F4 PROを装着

 今回はE-M1 Mark IIIに12-100mm F4 PROという、猫撮りに最高のレンズを装着。何しろ、近くの猫は広角で、遠くの猫は望遠でさっと撮れる上に、PROシリーズに入っているほど画質もよいので、猫散歩時はまずこれ付けていけ、というくらいなのだ。E-M1 Mark IIIは新たにAFポイント移動用のスティックがついたおかげで、猫の顔にさっとフォーカスを合わせられるのも便利。

日向で昼寝してる猫も気づかれないうちにさっと撮れる。2020年2月 オリンパス OM-D E-M1 Mark III

 住宅街を歩いてたら、ブロック塀の向こうにミケ系の猫発見。じっとこっちを覗いてる感じがよかったので、その場でしゃがんでファインダーを覗く。真正面からきっちり合わせて撮りたいときはやっぱファインダーに限るのだ(冒頭写真)。なんか怪しいヤツがいるって顔で見つめられたのでこっちもファインダー越しに見つめたのである。

 しばらく見つめあってると、もそっと動き出した。お、こっちへ出てくるのか?

ぬっと右前足をブロック塀の穴にかけた瞬間。まるで猫専用出入り口だ。2020年2月 オリンパス OM-D E-M1 Mark III

 そして顔を出した瞬間に「あ、顔に陽射しが当たる。このまま撮っては顔が白トビしちゃう」と、とっさにマイナスの露出補正をかける。とっさのセッティング変更に対応してくれるのがハイエンド機の良さだ。そしていい感じに上半身だけ出たところを撮れたのである。

猫が出てきた瞬間。顔がめちゃ警戒モードだ。2020年2月 オリンパス OM-D E-M1 Mark III

 そのままこちらへ歩いてきてくれるかとどきどきしたんだが、よく見ると目がめちゃ警戒モード。案の定、塀から出てきたかと思ったらすすっとどっかへ行っちゃいました。その辺は猫なのでしょうがないのである。

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