長期にわたるSAP製品のサポートについても言及
一方でSAPは、2025年としていた「SAP Business Suite 7」のメインストリームメンテナンスを2027年末まで延長し、オプションの延長保守サービスを2030年末で提供することを発表。さらに、「SAP S/4 HANA」の保守サービスを2040年末まで提供することを発表したところだ。
鈴木氏はSAP Business Suite 7のサポート延長の発表について以下のように述べた。
鈴木 「世界中の顧客の要望に応じて決定したものである。S/4 HANAへの移行を検討する際に、大きくビジネスモデルを変えて、標準化を進め、デジタル基盤の再構築をし、S/4 HANAによって生まれるビジネスチャンスを最大限にしたいと考えている企業が多い。
「私も現場を回っていると、今回の発表に対しては、好意的な声をもらっている。ユーザーグループからは、今回の発表は、企業のデジタル変革を遅延させるものではなく、技術的なアップグレードに留まらず、企業のビジネスを将来に向けて、どのように準備をすべきかかということを考える機会を、SAPが後押ししてくれる形で用意してもらったと理解している、という声があがっている」
「これまでは、ERPを入れたが、仕事のやり方にあわせて、アドオンが増え、システムが複雑になっている。日本の企業でも、メンテナンス終了にあわせて、これを機に変えていくというケースが多く、期間延長はポジティブに受け止められている」
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