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データ分析AI企業向けの秘匿計算サービス「SeDi Computation」を株式会社Acompanyが発表

株式会社Acompany
2020年02月28日

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株式会社Acompany
機密データを用いた高精度かつ安全な分析を実現する



概要

なめらかなデータ活用社会を目指す株式会社Acompanyが、データ分析AI企業向けに秘匿計算を提供するサービス「SeDi Computation」を発表しました。このサービスを用いることで、従来は機密データであるために提供されなかったデータに対しても安全に分析を行うことが可能になります。また、匿名化・モザイク処理されたデータとは異なり、元データの情報量を減らすことなく秘匿化するため、高い精度での分析が可能になります。


背景

今日では、データを用いた新たな価値創出が重要性を増しており、外部のデータ分析AI企業に企業内のデータを提供するケースが増加しております。しかし、データ分析AI企業に機密データを提供することで発生する漏洩リスクへの懸念から、データの出し渋りが起きています。また、機密データを渡す場合に行われる匿名化・モザイク処理は、データの持つ情報量を減らしてしまうことで、分析精度が悪化してしまう課題が存在します。このような課題を解決するために、Acompanyは秘匿計算サービス「SeDi Computation」を開発しています。また、このサービスは暗号化データ活用システム「SeDi」の上に構築しています。


SeDi Computationの技術

「SeDi Computation」は、データ分析AI企業とその顧客企業が使うために、機密データ秘匿化・保管・使用権限の管理・秘匿計算の実行を提供します。秘匿計算にはマルチパーティ計算(Multi-Party Computation:MPC)を使用します。「SeDi Computaion」の技術概要は以下です。



1. 安全なデータ秘匿化
データ秘匿化には秘密分散技術を用いて暗号化(断片化)を行なうため、機密データそのものを提供する必要はありません。また、仮に暗号化したデータの一部を第三者が入手したとしても、機密データの情報を知ることは不可能であるため安全に利用できます。

2. 高精度な分析
暗号化した状態のデータのまま計算を実行することが可能なMPC技術により、データの情報量を減らすことなく高精度な機械学習や統計分析が可能です。したがって、安全に提供された機密データを用いて、より価値の高い結果を得ることができます。

効果

秘匿計算サービス「SeDi Computation」を用いることで、機密データに対して高い精度で安全に分析ができます。これを用いることで、今まで分析できなかった機密データから新たな価値創造を行うことができます。


今後

なめらかなデータ活用社会の実現に向けて「SeDi Computation」の開発と実証実験を進めて行きます。


【本件に関するお問い合わせ】
秘匿計算サービス「SeDi Computation」にご興味のある方は、下記のメールアドレスまでお気軽にご連絡ください。
連絡先:info@acompany-ac.com

【会社概要】


社名  :株式会社Acompany
代表者 :代表取締役 高橋亮祐
所在地 :愛知県名古屋市中村区名駅1丁目1-3 JRゲートタワー27F 名古屋大学オープンイノベーション拠点
創業  :2018年6月20日
資本金 :300万円
URL  :https://acompany.tech
事業内容:データセキュリティに関する研究開発/教育事業/コンサルティング
サービス:「SeDi:Secure Share Data Infrastructure」
    :「SeDi Computation」
    :「ブロックチェーンビジネス共創パッケージ」https://acompany.tech/enterprise-package/
連絡先 :info@acompany-ac.com

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