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週替わりギークス 第164回

彼氏を束縛したくて起業 メンヘラ女子が目指す未来

2020年03月10日 17時00分更新

文● 高桑蘭佳(らんらん) 編集● 上代瑠偉/ASCII

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 大学院に通いながら、メンヘラテクノロジーという会社で代表取締役をしている高桑蘭佳(たかくわらんか)と申します。大学院でも「メンヘラ」が社会的アイデンティティーとして、及ぼす影響について研究しています。

 この度『週替わりギークス』で連載を持たさせていただくこととなりました。手掛けている事業やメンヘラについて、書いていきたいと思っています。どうぞ、よろしくお願いします。

 今回はメンヘラテクノロジーや、現在開発中のサービスについてお話しします。

彼氏を束縛したくて起業

 すでにさまざまなネットの記事でも書かれているのですが、私が起業したきっかけは、彼氏が経営するイベント制作会社の社外取締役になるためでした。「メンヘラ」という概念については後で詳しく説明します。

 2018年の春頃、私は彼氏と社員たちとの「社員旅行へ行こう」という、チャットのやり取りを覗き見てしまいました。そして、彼氏が私を置き去りにして、会社の人たちと楽しく旅行している様子を妄想し、発狂。

 当時は、社外取締役がどういう存在なのかもよくわかっていませんでしたが、「私を社外取締役にして!」と彼氏に訴えました。もちろん、彼氏は「社会人経験もないんだから無理だよ」と取り合ってくれませんでしたが、それでも引き下がらない私に「起業でもして、ほかの社員が納得できるような実績があれば、社外取締役にしてあげる」と言いました。

 その言葉から数ヵ月後、私はメンヘラテクノロジーを立ち上げました。

 起業当初のことについては、ASCII.jpでも取り上げていただいているので、ぜひその記事も読んでもらえると嬉しいです。

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