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フルHDモデルならより長時間駆動

仕事用に買ったデルのモバイルノートPC「XPS 13」で取材、周囲気にせず使える静音キーボードが便利

2020年02月28日 11時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax) 編集●八尋/ASCII

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XPS 13(7390)

 前回は、不意打のような取材用ノートの故障からXPS 13(7390)の入手に至るまでを記した。今回は年間の運用でもっとも多い発表会やシンポジウムなどでのフィールを見ていきたい。

 発表会は別として、シンポジウムにおいてはわりとキー打鍵音が目立ちがちだ。よって会議など、比較的静かな環境での運用が多いのであれば、参考になるだろう。なお以下のデータは、到着翌日の取材であり、ほぼスッピン状態のXPS 13(7390)でのフィールになる。なお、IMEはATOKを使用している。

ILC推進国際シンポジウムの取材でテストした。ILCは日本に誘致しようとしている巨大な加速器のことで、正式名称は国際リニアコライダーになる

 テキストエディタで作業するくらいであれば、バッテリーは最小設定である「より良いバッテリー」で十分で、輝度最小、キーボード用LEDバックライトも最小といった設定で応答性に問題らしい問題はない。約3時間の使用してみたところ、1時間あたり10~12%ほどのバッテリー消費となった。

 筆者が購入したXPS 13(7390)は4Kパネルなので、フルHDモデルであれば、よりバッテリー消費は少なくなる。用途次第だが、バッテリーライフ充電、かつなるべく小型なノートパソコンと考えるのであれば、フルHDディスプレー搭載モデルを選ぶのが得策だろう。

LEDバックライトの明るさは3段階。消灯、2段階の明るさなり、こちらが最大

こちらが最小。薄暗い場所では、1段階目の明るさで十分

 キーレイアウトは下記するとおり、比較的スタンダードなものとなっているが、矢印キー周辺がカオスめいている。↑キーの左右にキーが配置されており、キー位置を指で確実に押せるように覚えてしまえればさほど気にならないが、たまにキーボード面を見るくらいの慣れだと、誤入力の元になちがち。こちらは慣れるほかないのだが、どうにもダメな場合、Microsoft IMEを使用しているのであれば、プロパティーからKillしておくといい。

キーレイアウトは比較的スタンダード

好みが思いっきり分かれそうな部分

 打鍵時の静音性はある程度しっかり考えられている。登壇者が話している状況だと、隣の人にぺちぺちとした音が気持ち聞こえるくらいといったケースが多いだろう。甲高い音でないのがポイントだ。そのため、記事録生成などの目的で持ち込む場合も、打鍵音がトリガーとなるインシデントとの遭遇率は低いと思われる。

キーボード面右上にある電源スイッチは指紋認証センサーも兼ねる。応答性はスマホのそれと変わらない

XPS 13の主なスペック
CPU Core i7-10710U
グラフィックス インテル UHD グラフィックス
メモリー 16GB
ストレージ 512GB SSD
ディスプレー 13.3型4KウルトラHD(3840×2160ドット)、タッチ対応
光学ドライブ -
通信規格 Wi-Fi 6(Killer AX1650)+Bluetooth 5.0
内蔵カメラ 約92万画素ウェブカメラ
インターフェース USB 3.1(Type-C)、Thunderbolt 3×2、microSDカードスロット、ヘッドセットジャック、ウェッジシェイプ ロック スロット
サイズ/重量 およそ幅302×奥行199×高さ7.8~11.6mm/約1.23kg
OS Windows 10 Home(64bit)

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