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制御のAZAPA、モビリティ・サービスにおける通信ユニットとコネクテッドプラットフォームを同時に提供開始

PR TIMES

AZAPA株式会社
AZAPA株式会社(愛知県名古屋市中区錦二丁目4番15号、代表取締役 近藤康弘、以下AZAPA)は、モビリティ・サービスで利用する通信ユニット(以下、T-BOX)とデータサービスを実現するコネクテッドプラットフォーム(以下、Connected Platform)の提供を同時に開始します。


 AZAPAは、2008年の創業以来、自動車産業クラスタの「Tier0.5」(新たなシステムデザインメーカー)としての独自ポジションを確立し、最先端技術を追求して参りました。これからの社会の移動性を再定義する“モビリティ革命”における基盤技術「CASE」でも、Autonomous(自動運転)やElectric(電動化) の領域で多くの自動車メーカー及びサプライヤーと機能と性能の共創を行い、Connected(つながる)とShared and Service(シェアリング・サービス)の領域でも、高速バス大手で移動革命の旗手であるWILLER株式会社 (ウィラー)と協業しMaaSにおけるデータインフラ基盤開発の一端を担い、高度なデータ基盤技術を構築しております。


AZAPAが支える、モビリティのデータ基盤技術




(1) T-BOX

(2) Connected Platform
  ・センサー統合インタフェース
  ・集積データの価値分析
  ・ブロックチェーン価値変換


(1)T-BOX(車載データを確実に収集する)
  ※Telematics BOX





 MaaSの実現には、車両データや画像・音声・生体データ等、膨大なデータの集積が必要不可欠です。このような膨大なデータを確実に集積するために開発されたAZAPAのT-BOXは、提携した複数の事業者が同時に車両データを取得しサービスに活用できる新しいIoT Gatewayです。ブロックチェーン技術を用いて提携された事業者のみに開示する安全性を担保した仕組みを導入することで、関わる事業者すべてがより良いサービスを実現できる環境を構築可能としています。

(2) Connected Platform
・センサー統合インタフェース(確実にデータを集積する)



 



 AZAPAの提供するConnected Platformには、車両データや画像、音声、生体データなどの多種多様なセンシングデータを同じ時系列で階層化管理する「同期インターフェース機能」を実装しています。また、T-BOXとの組み合わせにより相互で通信のデータ欠損を保証する「データ保証機能」の実装も可能となり、より確かなデータをクラウドに集積することができます。

・集積データの価値分析(リッチなサービスを創る、その為の最適なデータ変換と分析機能)



 AZAPAのConnected Platformには、「Data Lake(データレイク)」を実装しています。これは入力データをインサイトデータに再構築し、利用者のインサイトを分析可能な状態にするサービスです。入力データに対して場当たり的な解析を行うAIとは異なり、入力データを組み替え、相関性を繋いで多角的なデータを再構築する仕組みを導入しています。さらに、実現するサービスの規模によってスケーラブルにデータ集積ができるよう、AWS(アマゾンウェブサービス)を利用した高機能・高セキュリティなインフラ基盤を構築しており、サービスの規模に応じてフレキシブルに活用できるデータ構造となっています。
 MaaSにおいて、集積したデータを移動の最適化(シームレス化)だけに活用するのではなく、移動者への情報提供を通じて新たな選択肢を創出することがとても重要です。そのためには、単にデータを集積するだけなく、移動や消費などの行動結果から移動者の行動原則をあらゆる分析技術で理解し、サービスの創出に繋がるインサイトデータ(消費者の購買や行動の本質を探る為のデータ)として集積・変換・分析しなければなりません。AZAPAの「Data Lake」は、MaaSに不可欠なインサイトデータの分析の実行可能性を高め、新たな価値創出に寄与しています。

・ブロックチェーン価値交換(ブロックチェーンによる新たな対価交換サービス)

 あらゆる情報やサービスが繋がる世界では、新たな価値基準により今までとは異なる指標で価値を計り、価値の交換が行われるようになります。このような今までにない価値の交換には、新たな価値指標の構築が必要です。



 
 AZAPAは、Connected Platformにより取得した膨大なデータから新たな価値指標を創り出し、既存のブロックチェーン技術と連携して新たな対価交換サービスを提供します。
このサービスは、MaaSにおいても大いに活用が期待されます。今後、多様化する社会と所属する人々との関連性により、MaaSの拡張性には大きな差が生じていくでしょう。例えば、地域内の結びつきが強く共感でつながるコミュニティでは、多人数で一台の車両を所有して利用するカーシェアリングの活用拡大が想定されます。コミュニティ全員で車両を購入(投資)し、サブスクリプション型サービスを通じて車両を利用する場合において、購入した車両の利用領域がコミュニティ外に拡張したとき、ブロックチェーン技術によってコミュニティ全員に対価を分配することも可能ですし、金融以外の新たな価値との交換も実現可能となります。

AZAPAは、MaaSだけでなく、データ基盤技術を前提とした「持続可能な社会循環を促す新たなサービス創出」を目指して、豊かな発想と高度な技術で未来をつないで参ります。