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Ryzen Threadripper 3990Xの64コアを使うアプリもわかった! サイコム最強のデュアル水冷BTO PCをガチ検証する!

2020年02月27日 19時00分更新

文● 宮里圭介 編集● ASCII

提供: サイコム

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CPUのコアがどう使われているのか、3つのジャンルで勝手に調査!
ゲーム編

 ゲームはCPU負荷があまり高くない用途のジャンルで、マルチスレッドへの対応も遅れがち。とはいえ、マルチコアCPUが台頭してきてからは、かなりCPUを使うものが増えてきているのも事実だ。そこで、比較的負荷が高めだと思われる「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」、「FINAL FANTASY XV」、「シャドウ オブ ザ トゥームレイダー」の3つでどのくらいの論理コアが使用されるかをチェックした。

●「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」8論理コア

 参加する100プレーヤー中、最後の1人まで生き残るのが目的のバトルロイヤルゲーム。動作が比較的重たく、PCへの負荷が高いこともあり、少しでも高速なPCでプレーしたいという人も多いだろう。1台のPCでゲーム配信を行なうなら、さらに多くの論理コアが必要となる。

画面が止まると負荷が下がることもあったため、若干低めの数値になっているが、20%を超えているのは8つの論理コア。ゲームに影響がない範囲でゲーム配信を行ないたいなら、8論理コア以上は必須、16論理コア以上のCPUを使いたいところだ

●「FINAL FANTASY XV」22論理コア?

 オープンワールドのアクションRPG。今回はベンチマークソフトではなく、実際のゲームでの論理コア使用数をチェックした。こちらのタイトルもかなり重たく、比較的CPUへの負荷が高めだ。

使用率が20%を超える論理コアは12、10%を超えるものでいえば22ほどあったため、22論理コアを使っていると判断した。とはいえ使用率が特定の論理コアに偏っておらず、幅広く分散されているため、実際使われているのは16論理コア程度ではないだろうか。ゲームとしては、かなり論理コア数を使うタイトルといえる

●「シャドウ オブ ザ トゥームレイダー」32論理コア

 古代遺跡を舞台に冒険する、アクションアドベンチャー。マルチスレッドへの最適化が進んでいるタイトルのひとつで、CPU負荷も高めとなる。今回はベンチマーク機能を使い、計測中の論理コア使用数をチェックした。

ゲームとしてはもちろん、一般的なソフトとしても多めとなる論理コアが使用されており、10%を超えるのが32論理コア。この32論理コア中最低となるのが18%で、その次が8%と大きく下がることから、最大32論理コアを使うと判断した。この結果を見ると、快適にプレイするには16論理コアくらいは欲しくなってくる

●おまけ「某ブラウザーゲーム」?論理コア

 逆にCPU負荷が重くないゲームならどうなるのかということで、ライトなブラウザーゲームでも試してみた。具体的なタイトル名は伏せるが、2013年にサービスが開始された息の長いゲームだ。

タスクマネージャーでCPU使用率を見ていたのだが、常時こんな感じで負荷らしい負荷が見当たらず、検証は不可能に。CPUへの影響は誤差レベルしかないため、裏で仕事の重たい処理をしつつ、ブラウザーゲームで時間を潰すのは、性能面では問題ない

Ryzen Threadripper 3990Xをフル活用するなら
メガタスク用途が最適

 1つのソフトでどのくらいの論理コアが使われているのかをチェックしてきたが、多くのソフトはプロセッサーグループの上限となる64論理コアまでということがわかった。それだけに、Ryzen Threadripper 3990Xが真価を発揮するのは、複数のソフトを同時に使うメガタスク用途だといえる。

 裏を返せば、通常ならCPU使用率を占拠してしまうような重たい処理も、Ryzen Threadripper 3990Xなら性能を落とさず別の作業を同時に行なえるということ。複数のPCを使っていた作業を1台に集約できるというのは、それだけでメリットがあるだろう。

 このモンスタークラスの性能を持つCPUをしっかりと冷やし、安定して動かせるのが「G-Master Hydro TRX40 Extreme」の強み。最強PCを手に入れたいと考えているなら、チェックして欲しい1台だ。

(提供:サイコム)

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