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バルセロナでファーウェイの折りたたみスマホ「Mate Xs」と5Gタブ「MateTab Pro」の実機をチェック!

2020年02月26日 16時30分更新

文● 中山 智 編集● ASCII

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 スペイン・バルセロナにて24日、ファーウェイはプレス向けのイベントを開催。同社の折りたたみ型スマートフォン「HUAWEI Mate Xs」やタブレットの最新モデルを発表した。発表会後には実機を展示したハンズオンコーナーも用意されており、スマートフォンとタブレットの最新モデルがチェックできるようになっていた。

発表会に併設されていたハンズオンコーナー

ヒンジ部分などが改良された
「HUAWEI Mate Xs」

 スマートフォンとして今回新しく発表されたのは、フォルダブルタイプの「HUAWEI Mate Xs」。型番からもわかるとおり、HUAWEI Mate Xの後継モデルだが刷新というよりは、マイナーアップデート版だ。

フォルダブルタイプの最新モデル「HUAWEI Mate Xs」

 プロセッサーは5Gモデムが統合されたHUAWEI Kirin 990G。メモリーは8GB、ストレージは512GBとなっている。5Gはミリ波非対応でSub6のみ。デュアルSIM仕様だが、5Gでの通信はプライマリーSIMのみとなる。

 ディスプレーサイズは開いた状態で8型(2480×2200ドット)。閉じた状態だと6.6型(2480×1148ドット)と6.38型(2480×892)という構成。本体サイズは開いた状態は約146.2×161.3×11mmで、閉じた状態での横幅は78.5mm。開いた状態の右側がグリップのようになっているため、開いた状態の最大の厚さは変わらないが、それ以外の部分は5.4mmとかなり薄い。重量は約300g。

開いた状態は8型

閉じた状態では6.6型側を表示

開いた状態の背面

ほとんどの部分が約5.4mmと薄い

閉じた状態の厚さ

 ディスプレーを開くにはグリップ風の部分にボタンが用意されており、ボタンを押すとロックが解除されて開く。また閉めるときはカチッとロックされるまで折りたたむ。開閉は前モデルのHUAWEI Mate Xよりもやや堅くなった印象。ヒンジ部分の上下にパーツが追加されており、開閉時の故障を防ぐためにいろいろと強化されているようだ。

ヒンジ部分に保護パーツが装着されている

カメラレンズの下にロック解除用のボタンを配置

インカメラは存在せず
すべて4眼で対応

 カメラは4000万画素の広角(27mm/f1.8)と1600万画素の超広角(17mm/f2.2)、800万画素の望遠(80mm/f2.4)のトリプルレンズに加え、被写界深度用のToFカメラの組み合わせ。インカメラは装備せず、セルフィーの場合は本体を閉じて、6.38型側のサブディスプレーを使用する。

カメラはToFを含めると4眼でLEICAレンズを採用

インカメラとして使用する場合は閉じる必要がある

 インターフェースとして、マルチディスプレー機能が強化されており、開いた状態で左右に分割して別アプリを表示できるほか、フローティングウィンドーとして第3のアプリの起動にも対応。画面左右の縁からスワイプするとアイコンが表示され、アイコンをタップするとフローティングウィンドーが起動。アイコンを長押ししてドラッグ&ドロップすると、分割ウインドウとしてアプリが起動する。

側面の縁からスワイプでアイコンを呼び出す

画面分割に対応するアプリのアイコンが表示される

2画面でアプリを表示した状態

フローティングウィンドーで3つめのアプリ(電卓)を起動

 展示端末はGMS(Google Mobile Service)は搭載しておらず、HMS(HUAWEI Mobile Service)でアプリもAppGalleryからのダウンロードとなる。価格はグローバル版が2499ユーロ(約30万円)。日本での発売は未定だ。

USBはType-Cを採用

指紋認証センサーを本体側面に装備

  Mate Xs
メーカー ファーウェイ
ディスプレー 8型有機EL
ディスプレー(折りたたみ時) メイン:6.6型有機EL
サブ:6.38型有機EL
画面解像度 2200×2480ドット
画面解像度(折りたたみ時) メイン:1148×2480ドット
サブ:892×2480ドット
サイズ 約78.5(展開時146.2)×161.3×11(展開時5.4)mm
重量 約300g
CPU HUAWEI Kirin 990 5G
メモリー 8GB
内蔵ストレージ 512GB
外部メモリー NMカード(最大256GB)
OS EMUI 10.0.1(Android 10)
カメラ画素数 リア:40メガ(F1.8、広角)+16メガ(F2.2、超広角)
+8メガ(F2.4、望遠)+ToF
バッテリー容量 4500mAh
ネットワーク 5G(ミリ波非対応)/LTE/3G/2G
生体認証 指紋
カラバリ Interstellar blue
発売時期 3月(日本は未定)
価格 2499ユーロ(約30万円)

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