カメラはそこそこキレイに撮れる
インカメラも美肌補正がある
カメラは、アウトカメラが約1600万画素で、インカメラが約500万画素。期待せずに撮ってみたら、意外とキレイに撮れるので驚いたというのが本音。暗い場所で撮影すると、画質がやや粗くなるのが気になったものの、約2万円のスマホで、このスペックで、ここまで撮れたら上々と評価するべきでしょう。
セキュリティーロックは顔認証に対応。スピーディーに登録でき、問題なく使えますが、あいにくコロナウィルスの影響で、マスクを欠かせない毎日になってしまいました。そのため、顔認証ではアンロックできず、画面をなぞるパターンを使っています。側面か背面に指紋センサーが付いていれば、より便利だったでしょうね。
東京では爆速で利用できるが……
Rakuten Miniには、物理SIMを挿せるスロットはありません。組み込み型の「eSIM」に対応し、そこに通信事業者が発行した情報を書き込んで、通信・通話ができる仕組みです。楽天回線のSIMロックはかかっていないSIMフリーの端末ですが、日本ではまだeSIMを提供する事業者が少ないので、国内では、事実上、楽天回線専用モデルとなるでしょう。
【まとめ】メインで使うのは苦しいが
2台目に最適のスマホ
楽天回線は、昨年10月から東京23区、名古屋市、大阪市、そして神戸市の一部でサービスを開始しました。それ以外の地域では、パートナー契約を結んだau回線に接続する仕様です。筆者は、この1ヵ月はほとんど東京にいましたが、電話が圏外になったり、データ通信が途切れたりすることはほとんどありませんでした。まれに、ビルの中で受信感度が怪しくなり、エレベーターの中で途切れたりする程度でした。つながるところでは快適な速度を得られました。
海外渡航時は、電話・データ通信ともにローミングサービスを利用できます。この1ヵ月の間に、サンフランシスコに出張する機会があったのですが、このRakuten Miniを持っていた友人は、アメリカでは圏外になり、愕然としていました。アメリカではAT&TまたはT-Mobileの回線につながるはずなのですが、Rakuten Miniの対応周波数が少なく、両キャリアの電波をキャッチできなかったようです。海外に行くことが多い人は注意すべきでしょう。
なお、筆者は無料サポータープログラムの物理SIMをOPPO Find X(ソフトウェアアップデートで楽天回線に対応)に挿して、出張に持って行きましたが、Find Xでは問題なくローミングを利用することができました。
Rakuten Miniは、これ1台で使うには心許ない部分がある端末ですが、国内での通話用など、2台目としては兼用する価値がありそうです。あとは、料金プラン次第ですね。3月3日の発表を待ちましょう。
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