「COOLPIX P950」も猫認識機能が搭載されている
先日、ニコンが「Z 6/Z 7」用の新しいファームウェア「Ver.3.00」を公開したのである……ってこんな話からはじめたのは、この2機種がファームウェアで猫の顔と瞳AFに対応したからなのだ。これはたまらん!
ソニー、パナソニック(これは動物認識で、瞳認識ではないけど)、ニコンが動物対応したのだから他社も追随せざるを得ないわけで、よいことである。AFよ、もっと賢くなれ! だが実は、ニコンはすでにコンパクトデジカメで「猫認識」を実現してたのだ。いつからだったかはちょっと忘れたけど、何年か前からだったと思う。そして、当然前回紹介した「COOLPIX P950」もその機能を持ってるのである。
撮影モードを「SCENE」にして「ペット」を選ぶと、犬や猫の顔を見つけると自動的に連写するモードに切り替わるのだ。顔を見ると「自動的に」撮影しちゃうってのはどうかと思うけど(撮りたいタイミングとかあるわけだし)、すでにコンパクトデジカメでは猫検出できてたってのはミソ。この写真を見ると、「ほんとに猫の顔を認識してる」ってのがわかってもらえると思う。顔に黄色い枠がついてるでしょ。
それで撮れたのがこの写真。
実は今回、この機能を紹介しつつ「ニコンもペットモードなんかに隠してないで、他の撮影モードでも猫AFを使えるようにしてくれー。ミラーレス一眼にも搭載してくれー」と書く予定だったのである。それが一足早くやられてしまったのだ。
そんなわけで、今回も引き続きCOOLPIX P950で撮った猫の話。前回は超望遠の顔アップばかりだったのでそうじゃないのもまじえつつ……前回とほぼ同じ猫たちが登場するけどそれはご容赦をってことで。
冒頭写真はこっちへ歩いてこようとする猫。ペットモードで座ってる猫を撮ろうとしたら突然歩き出したのだ。ペットモードって自動シャッターなのでこの踏み出そうという瞬間が撮れたのは偶然です。次に白い長毛猫。これもペットモードで、偶然撮れたカット。相手が動いてるとどのタイミングで撮れるのかよく分からなくて難しいのだけど、「地域猫モード」じゃなくて「ペットモード」なのだから、たとえばペットに声をかけてこっちを見た瞬間を狙うとか、そういうニーズなんだろなと思う。
この連載の記事
-
第861回
デジカメ
10年前に撮った猫とまさかの再会! 数年ぶりに出会っていた猫たちの写真をライブラリーから探し出した -
第860回
デジカメ
膝の上で気持ちよさそうにしている猫を親指シャッターやアクロバティックな体勢で自撮り! -
第859回
デジカメ
富士フイルム「X100VI」は発売前から大人気! 歴代「X100シリーズ」で撮った猫写真を集めてみた -
第858回
デジカメ
ぱぱっと設定できて程良い距離感で猫が撮れる! 富士フイルム「X100VI」は楽しい趣味カメラだ -
第857回
デジカメ
噛んだり、テレビを見たり、眠ったり……うちの黒猫ミルならではの瞬間を狙ってみた -
第856回
デジカメ
望遠に強い「OM SYSTEM OM-1 Mark II」+100-400mmレンズで寝ている猫を“どアップ”で撮影 -
第855回
デジカメ
ロゴが「OM SYSTEM」に変わった「OM-1 Mark II」を持って早速猫撮影へ -
第854回
デジカメ
カシオとオリンパスの約10年前のハイエンドコンデジをポケットに入れて猫撮影に出かけた -
第853回
デジカメ
網越しでも横顔でも動いていてもしっかり猫にピントが合うソニー「α9 III」はやっぱり欲しくなる1台 -
第852回
デジカメ
小さくて軽くてかわいいパナソニック「LUMIX G100D」で気軽に猫スナップ -
第851回
デジカメ
歴史ある街並みの人気スポット、傾斜地が多い広島県・鞆の浦で“高低差の猫たち”を撮る - この連載の一覧へ