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ポタ研 2020冬 第2回

ポタ研 2020冬で見つけた新製品(ヘッドホンアンプ/ケーブル編)

薄型・高音質で、なかなかハイコスパなポタアン「hip-dac」など、新製品が登場

2020年02月17日 13時00分更新

文● ゴン川野 編集●ASCII

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 2月8日に東京・中野サンプラザにて開催された“ポータブルオーディオ研究会”(通称:ポタ研)の会場で見つけた、気になるヘッドホンアンプ、スピーカー、ケーブルを紹介する。

世界に先駆けて初公開、バランス駆動対応ポタアン「hip-dac」

 小型でハイコスパ、高音質な製品で常に我々を驚かせくれるiFi-Audioから、DAC内蔵のスリムなポタアンが登場した。iPhoneなどのスマホとデジタル接続して音質の大幅アップを狙う製品で、入力はUSB-Aのみ。出力は直径3.5mmステレオミニと直径4.4mmバランス接続に対応。3種類のケーブルが付属して、本体の充電とUSB-C端子の機器と接続できる。価格は1万8000円(税別)。

ペロールブルーと呼ばれる独自カラーを採用、ボリュームが電源スイッチを兼ねている

 バーブラウン製DACを使い、PCMは最大384kHzまで、DSDは最大12.4MHz(DSD256)までサポートしている。またMQAにはレンダラーとして対応している。デジタル入力部には高性能な独自ファームウェアを使ったXMOSが使われる。高精度なフェムト秒クラスのクロック採用によりジッターを抑えている。アナログアンプ部はバランス回路で構成されており、バランス駆動時はもちろん、アンバランス駆動時にもその恩恵にあずかれる“S-バランス回路”を搭載。出力は400mWでゲイン切替を備えている。連続再生時間は8〜12時間。

 デジタル出力を持つデジタルオーディオプレーヤーを使って、イヤモニとバランス接続して聞いてみると、情報量が多く、輪郭がクッキリした厚みのある音が再生された。iPhoneに接続して、ハイレゾ対応アプリで聞くと、これまたS/N感が高く、透明感のある音で音源がスマホとは思えない高音質ぶりだ。まだ2月だがスマホ用ポタアンのベストバイと呼べるモデルが早くも登場した!

ヘッドホン出力は直径4.4mm(バランス)と直径3.5mm(アンバランス)の2つに対応

リアパネルにはオーディオ入力用のUSB-A、本体充電用のUSB-C端子が並ぶ。iFi-Audioの特徴だが、USB-A端子は通常とはオスメスが逆になっている。

付属ケーブルを使ってDAPと接続できる

Lightning変換ケーブルのみでiPhoneとも接続できる

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