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佐々木喜洋のポータブルオーディオトレンド 第8回

米国のポータブルオーディオイベント「CanJam」の注目製品たち

2020年02月16日 12時00分更新

文● 佐々木喜洋 編集●ASCII

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 アメリカのニューヨークで、2月15~16日の2日間、大手オーディオ関連フォーラム“Head-Fi”の全国大会「CanJam」イベントが開催中だ。Headfi.orgは英語圏では最大のオーディオコミュニティーで、ヘッドホンやポータブルオーディオの情報交換が盛んだ。

 CanJamは大規模なオフ会と呼んでも良いだろう。また、CanJamは日本の“ヘッドフォン祭”や“ポタフェス”のようにたくさんの企業が新製品を展示する場でもある。ちなみに海外では日本でいうポータブルオーディオやデスクトップオーディオは“Personal Audio”(パーソナル・オーディオ)とも総称される。

 イベントの開催前にはHead-Fiの筆頭管理人であり、CanJamの主催者でもあるJude氏によるプレビュービデオが公開されるので、日本にいても新製品の情報がつかみやすい。今回はそのビデオの中から注目製品を紹介する。

Chordが、Hi-Fiクラスのポータブル・ネットワーク・ブリッジ

 目玉はなんといっても、「2go」が展示されることだ。Chord Electronicsのハイエンド・ポータブル可能DAC「Hugo2」用ワイヤレスモジュールであり、これは「Mojo」に対する「Poly」のような製品だ。Hugo 2に、BluetoothやDLNAなどのワイヤレス機能を追加でき、、「Spotify」などの定額ストリーミングも使うことができる。Polyとは異なり、大柄でもあるので有線のEthernet端子も付属している。またmicroSDカードスロットはPolyの1基に対して2基ついているのが分かる。ちなみに2goはTo Goにかけていて、英語でTo Goはハンバーガーなどのテイクアウト(外への持ち出し)を意味する。

Chord Electronicsの2go(以下、画像は上記動画からのキャプチャ)

 ただし、2goはこの連載で前にも触れたように、発表がティザー画像などで予告されていた。

 本当のサプライズは「2yu」という製品だ(こちらは“To You”のもじりと思われる)。2goと組み合わせて使用するオプションだ(Hugo2との組み合わせではない)。BNC、光デジタル出力、USB-Aといった、デジタル出力端子が付いているために、Hugo2以外のDACでも2goが使用できる。

 つまり2goと2yuを組み合わせることで、コンパクトかつ可搬できるワイヤレス・ネットワーク・ブリッジ(ネットワーク・トランスポートともいう)になるのだ。これによってオーディオの可能性がとても広げられる。非常に画期的な製品だ。

2yuと2goを組み合わせたところ(右が2yu)

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