「Xperia 8」はハイエンドモデルのXperia 1やXperia 5にも搭載された、アスペクト比21:9のディスプレーを採用したミッドレンジモデル。auとUQ mobile、Y!mobileから発売されている。価格はそれぞれauが4万9680円、UQ mobileが3万5640円、Y!mobileが3万9600円と差がある。
6型ながら使いやすいサイズ
ディスプレーは6型(1080×2520ドット)の液晶パネルを採用。ディスプレー上部はノッチやピンホールを採用していないためベゼルの面積が広く、見た目はかなり縦長の印象。本体サイズは約69×158×8.1mmで、サイズ的にはハイエンドモデルのXperia 5とほぼ同じ。片手でしっかりとグリップできるサイズだ。本体重量は約170g。
21:9のアスペクト比の利点は、画面分割した場合の使いやすさ。Xperia 8もXperia 1、Xperia 5と同じくマルチウィンドウ用のアプリが用意されており、サイドセンスを使った機能の呼び出しにも対応。対応するアプリなら、YouTubeを見ながらSNSのチェックといった作業が同時にできるので便利だ。
本体背面にはカメラを2つ横並びに配置され、その上にはストロボ。FeliCaマークもカメラ下にある。本体カラーはブラック、ホワイト、オレンジ、ブルーの4色が用意されているが、UQ mobileのみブラックとホワイトの2色展開となっている。
指紋認証センサーは本体右側面にあり、電源ボタンと一体となっている。Xperia 1とXperia5にも本体右横に指紋認証センサーと電源ボタンがあるが、それぞれ独立しており、歴代Xperiaの仕様と同等なのはXperia 8だったりする。だが、Xperiaシリーズでは定番だったシャッターボタンは非搭載。そのためXperia 8のほうがデザイン的にはスッキリとした印象だ。
本体底面には充電などに使用するUSB Type-C端子を装備。さらに本体上部にはイヤホンジャックも用意されている。ワイヤレスではなく、有線のイヤホンを愛用しているユーザーにはうれしいポイントだ。バッテリー容量は2760mAhで連続通話時間は約1700分となっている。
SIMサイズはnanoSIM。スロットはトレー式で、ピンを使わずに引き出せるタイプだ。スロットの蓋とmicroSDのスロットが一体になっており、それを抜き出してから、SIMトレーが取り出せるようになっている。
この連載の記事
-
第476回
スマホ
ライカカメラらしい撮影がさらに磨かれた! 「LEITZ PHONE」が3になって再び登場 -
第475回
スマホ
ハッセルブラッドカメラを強化、フラグシップにふさわしい性能のカメラフォン「OnePlus 12」 -
第474回
スマホ
ロレックス風カメラデザインを取り入れたスマホ「realme 12 Pro+ 5G」は高級感あふれる仕上がり -
第473回
スマホ
スリムになったOPPOの主力スマホ「Reno11 Pro 5G」海外版を前モデルと比較レビュー -
第472回
スマホ
OPPOの最新フラグシップ「Find X7 Ultra」はデュアルペリスコの最強カメラスマホ -
第471回
スマホ
4万円以下折りたたみスマホ「Libero Flip」は折りたたみ入門機に最適だが対応バンドの問題も -
第470回
スマホ
背面ライトは健在! 手軽価格の「Nothing Phone (2a)」クイックレビュー -
第469回
スマホ
日本初上陸のnubiaの縦折りスマホ「nubia Flip 5G」レビュー! 安くて手軽に使える折りたたみ -
第468回
スマホ
ハイエンドAndroidタブ「OPPO Pad 2」はフル装備で使うと利便性が格段に向上する -
第467回
スマホ
「Galaxy S23 FE」は高性能を8万円台で実現したお財布にも優しいスマホ -
第466回
スマホ
Galaxy S24 UltraはGalaxy S23 Ultraからどう変わった?カメラや生成AI機能を比較した - この連載の一覧へ