久しぶりにフルサイズ一眼レフを手にしてみたのだけど、すごく懐かしい感じがしてびっくり。ちょっと前まではこれが当たり前だったのに、ミラーレス一眼とスマホに慣れちゃったせいだ。
ちょっと重たくてゴツいけどずっしりして頑丈なボディーとか、しっかり握れるグリップとか、EVFではなく光学ファインダーならではの見え具合とか、シャッターを切ったときにミラーがカシャンと動く感触とか、少しずつ思いだしてくるのである。そんなわけで、今回のカメラはニコンのフルサイズ一眼レフ「D780」。ミドルクラスの本格的な一眼レフだ。
これを携えて、いつもの保護猫シェルターqueue(クー)にお邪魔すると、いきなりこれ! 猫たちがぎゅっと集まって気持ちよさそうに寝てる。そう、ここはホットカーペットの上なのだ。ホットカーペットにみんな集まってお昼寝してたのである。顎のっけて寝てるのがまた猫っぽい。
見てたら1匹が起きて毛繕いをはじめたのであるが、それが冒頭写真だ。D780はニコンでは初となる、像面位相差イメージセンサーを採用。要するに、ミラーレス一眼と同じ方式のセンサーで、ライブビュー時のAFが速く快適になったのだ。今までのニコンの一眼レフはライブビューで撮るとちょっとAFがもたついたけど、D780ではそんなことないのである。だから必要に応じて背面モニターを使ってローアングルでさっと撮れる。猫撮影的にはとても大事な機能だ。
床に座ってる黒猫もばっちり猫目線で。黒猫って難易度高いのだけどピシッといい感じに撮れてる。
で、今回久しぶりにニコンの一眼レフだ、ってことでわたしが昔使ってたレンズを引っ張り出してみた。デジタル一眼レフが登場する前、つまりフィルムカメラの時代のレンズだ。
ニコンの初期のAFレンズはレンズ内にAF駆動用のモーターを持っておらず、ボディー内のモーターを使う必要があった。今はどのレンズもレンズ内にAF駆動用モーターを持っているため(その方がAFは圧倒的に速い)、エントリー用の一眼レフはボディー内モーターを持っておらず、このレンズでAFを使えるボディーは限られてるのである。
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