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T教授の「戦略的衝動買い」 第565回

発売日に衝動買いして忘れていた!

Amazonの一番小さな「Echo Flex」を衝動買いして使ってみた!

2020年01月27日 12時00分更新

文● T教授、撮影●T教授、編集●ASCII

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一連の呼びかけとEcho Flexの対応ダイアログ。動画を見て頂ければイメージが湧くだろう


モーションセンサーを取り付けたEcho Flexは洗面所の壁面コンセントにセットした。当初は我が家のワンコである"ボビー"が洗面所前の廊下を通過するとモーションセンサーがボビーを発見し、内蔵スピーカーから「ぼびちん見っけ!」とEchoflexが発話するだけで遊んでいた

実際にワンコが通過した時のEcho Flexの反応動画だ。もちろんモーションセンサーは通過したのがワンコか人間かなど知る由もないので、なにが通過しても"ぼびちん見っけ!"と反応する

 

 廊下のスマートナイトライトに続いて、モーションセンサーを取り付けたEcho Flexもさっそく、洗面所の壁面コンセントに取り付けてみた。当初は、定型ストーリーとして、我が家のワンコが洗面所の前を通過してモーションセンサーに捕まると"ボビちんめっけ!"とだけ発話するように設定して遊んでいたが、+Style社の「スマートLED電球」を2個手に入れたので、洗面所の電球を交換してモーションセンサーの動作をもとに自動点灯、自動消灯させてみた。

モーションセンサーを使って何か別のことをやりたいと思っていた矢先に、+Style社のスマートLED電球を2個手に入れた

E26口金のスマートLED電球はWi-Fi無線対応で100W。専用アプリからオンオフや調光や調色までできる便利な電球だ。加えてアレクサスキルを導入することでEcho Flexからも管理制御が可能な優れものだった

 Wi-Fi対応のスマートLED電球は、ホームWi-Fiのネットワークの下でスマホ上の専用アプリ"+Style"で管理運用するスマート家電の一つだ。アプリからはオン・オフはもちろん、調光や調色(電球色〜昼光色)などが自由にできるなかなか楽しいLED電球だ。ラインナップの豊富な+Styleのスマート家電シリーズはまた別の機会に当コラムでご紹介するとして、今回はAlexaスキル機能を利用してEcho Flexから使ってみた。

今回は洗面所の2個の普通の電球をスマートLED電球に交換した。そして両者を+Styleアプリから同時にオンオフできるように"洗面所天井灯グループ"も作った

続いてスマートLED電球のオンオフをモーションセンサーの結果によって動作させるために点灯と消灯の2つの定型アクションを作った

実際の"点灯"の定型アクションは、"モーションセンサーが動きを検知"したら、洗面所のスマートLED電灯をオンにするというシンプルなモノだ

 今回もスマートナイトライトと同様、定型アクションを2種類作ってモーションセンサーによるスマートLED電球の自動点灯や自動消灯をやってみた。今回の定型アクションも極めて簡単だ。実行条件には"モーションセンサーが動きを検知"を選択、その対応アクションとしては"洗面所"としてグルーピングした2つのスマートLED電球を同時に点灯させるという仕組みだ。実際にやってみるとかなりスピーディな反応で十分実用的だった。

実際にモーションセンサー(写真の左下)が動きを感知して洗面所の2個のスマートLED電球が点灯した

 そして誰も居ないのに、洗面所の天井灯を2個もつけっぱなしでは省エネの観点からも無駄なので、消灯の為の定型アクションも作ってみた。こっちは、実行条件として"モーションセンサーが1分動きを感知しない"を条件にして、その時のアレクサのアクションとして"洗面所"の電源をオフすることを指定しただけだ。

実際に筆者が向かい側の自室から洗面所に向かって行くと、きわめてタイムリーにモーションセンサーが筆者の動きを察知して、洗面所の2個のスマートLED電球を点灯させてくれる。これなら十分実用になるレスポンスだ


モーションセンサーで点灯させたスマートLED電球は、当然、モーションセンサーが対象物を感知できなくなった段階で消灯のプロセスを行うべきだ。そこでもう一つの定型アクションとして"モーションセンサーが1分動きを検知しない"場合に、今度は洗面所の2個のスマートLED電球を消灯させることにした

筆者のように普段からAmazonミュージックを利用しているユーザにとって、Echoはなかなか便利な存在だ

 さて、アマゾンが最初のスマートスピーカーを発表してから数年が経った。発売後すぐ手に入れたAmazon Echoの頃は大丈夫かなぁ〜と思っていた時期もあったが、昨今では使いようによってはなかなかおもしろい商品であることも分かってきた。そして我が家にもEchoの仲間が増えてきた。もちろん、今回ご紹介したEcho Flexも初代のEchoと互換性のある仲間だ。

スマホ上でお好みの曲やジャンルを見つけたら、自宅内のWi-Fi無線に繋がっているすべてのスピーカー付きEchoがリストされ、任意のEchoに音楽再生をさせることができる。筆者の部屋にはEcho show 5を設置しているので、たいていはそこで再生をさせることが多い

 Echoとは直接の関係はなさそうだが、筆者宅では数年使ったWi-Fiルータを昨年末にメッシュ対応のTP-Link M5に交換した。知人からはオーバースペックとか台数オーバーとか言われているが、まだ一部イーサネットの必要性もあり、都会の兎小屋マンションの4つの部屋に各1台のM5が入っている。おかげでWi-Fi中継器とは異なり、どこでも同じSSIDで安定した高速通信が実現している。

スマホ上で再生の転送先を選ぶとミュージックソースの画像の上に、現在の音楽再生先が明示される

 これは、既に6台のEchoが各部屋や廊下にある我が家のどこで"アレクサ!"と呼びかけても最寄りのEchoが応えてくれて、どれもが同じ答えを返してくれるのに極めてよく似ている。そしてどこで呼びかけても、必要に応じて、呼びかけたのとは異なるロケーションにあるEchoのスピーカーから返事をもらったり、音楽を聴いたりすることも可能だ。

リビングから移動して自室に行く前に音楽再生は始まっている。Echo show 5はコンパクトながら多少ブースト気味の低音が音楽ジャンルによっては小気味良い

 いつでも別のEchoを呼び出すことができるので、部屋間のテレビ電話にもなってくれる。もちろん家を超えて、遠隔地間でも同様のことが可能だ。大きな家なら、キッチンから各部屋に居る家族に晩御飯タイムの集合アナウンスもかけることができる。筆者はときどきスマホで聴いているAmazon Musicの出力先を、これから行く別の部屋に切り替えたりして聴いている。

 Echoが我が家に6台にもなってくると、メッシュルータとイメージ的に少しはかぶるようなネットワーク型Aiスピーカーの近未来図が、筆者のような素人にもボンヤリと見えてくるのがなかなか興味深い。

 情報技術の世界は、現代も50年前も、使い勝手や成長に合わせて不規則に段階的な発展、拡張をしてしまう複数の物理クライアントの世界と、それらを通して誰もが等しく利用することのできる論理的にはただ一つの仕組みやデータが大事なことはあまり変わっていないようだ。

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