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ジャニーズのSixTONESとSnow Manも応援

いつでもライブの最前列! 5Gを象徴するサービスをドコモが開始!

2020年01月22日 20時30分更新

文● 小山安博 編集●ASCII

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 ドコモは「5Gを象徴するサービス」(吉澤和弘社長)を狙った8KVRのライブ映像を配信するサービスを3月から開始する。これまで提供してきた「新体感ライブ」の名称を1月22日に「新体感ライブ CONNECT」に変更。3月からは8KVR配信メニューを追加して、5Gの特徴である高速大容量を生かしたサービスとして提供する。

ドコモの吉澤和弘社長(中央)とSixTONESのジェシーさん(左)とSnow Manの岩本照さん(右)

 新体感ライブは音楽ライブを配信するサービスで、1回のライブごとに購入してライブ映像を視聴。これまで、マルチアングル配信、ARフィギュア、TIG Live、コメント機能といったサービスを提供してきた。

ドコモは現在、プレサービスとして5Gサービスを提供しており、一般向けには今春から本サービスを開始する

 新サービスとなる「8KVRライブ」では、8K解像度の360度全天球映像をライブ配信するというもの。360度映像なので、VRゴーグルなどで視聴すれば、全方位でライブを楽しめ、「バーチャル最前列」を体感できる。

新体感ライブはこれまでおもに3サービスを提供してきた

これに8KVRライブサービスを加えて「新体感ライブ CONNECT」と名称を変更する。アーティストとファン、ファン同士がそれぞれ「つながる」ことを目指したサービス

 実現のために、2つのドコモ独自技術を採用。1つは複数のカメラからの映像をリアルタイムにつなぎ合わせて合成して360度3D映像にするリアルタイムスティッチング技術。

2つの独自技術とサーバーの並列処理によって8KVRライブを実現

 もう1つが映像をタイルのように分割して配信し、ユーザーが見ている画面は高解像度にしつつ、視聴していない視界の外は低解像度にしてデータ量を抑えて再生処理負荷を軽減するという高効率配信技術だ。これはNTTテクノクロスが開発した技術をドコモが8K対応化したと吉澤社長は言う。

 この技術をサーバー側に導入。並列処理によって8Kの大容量データをリアルタイムで処理できるようになったという。これを商用サービスとして国内で初めて提供するのが、3月18日に開催されるスペシャルイベントだ。

3月18日にスペシャルイベントを開催。イベント会場でのライブ観戦に加え、渋谷ストリームホールでのライブビューイング、スマートフォンアプリ経由でのライブ試聴が可能

 このイベントでは、今回の発表会が行なわれた1月22日にCDデビューしたジャニーズ事務所のアイドルグループ「SixTONES」と「Snow Man」の2グループがライブをし、それを8KVRライブとして配信する。見逃し配信、マルチアングル、ARフィギュアがセットになったパッケージが、それぞれ3630円となっている。

スペシャルイベントに出演するのは会見日にCDデビューしたというアイドルグループSixTONESとSnow Manの2組

 また、渋谷の渋谷ストリームホールでは5Gを使った生配信イベントも開催。会場に来られなくても5Gを活用した360度VR映像が楽しめる。新体感ライブ CONNECT自体は、4Kや無線LANなどを使ったスマートフォンで利用できる。

 記録映像自体は8Kだが、配信時に視聴環境に応じて最適化されるため、視聴時の映像は8Kとは限らないが、高速大容量によって高画質映像も快適に伝送でき、低遅延によって現場との遅延が少ない映像を視聴できる点で、5Gはライブ映像に適したコンテンツであり、そうした点から吉澤社長は「5Gを象徴する」と強調。ドコモでは、今後も順次コンテンツを拡充していく意向で、音楽ライブ以外のコンテンツにも拡大していきたい考えを示している。

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