このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第644回

新年だから富士フイルム「X-T2」を持って寺猫を撮りにいこう!

2020年01月15日 10時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

新年らしくお寺にいる猫たちを
富士フイルム「X-T2」とiPhone 11 Proで撮影しました

階段にちょこんとすわってるハチワレと見つめあうの図。首をちょっとかしげてるところがずるい。2020年1月 富士フイルム X-T2

 新年恒例の寺社猫。今年は都内のとあるお寺に……初詣客が落ち着いた頃に参拝に行ったのだが、何度か通ってると冬に猫がくつろいでるポイントってわかるわけで、参拝客が勝手に入ってこなくて陽射しが当たってぬくぬくできるお堂の階段や廻縁が狙い目である。写真としても、背景が寺社っぽい方がありがたい。

 というわけで、階段の端の、ちょうど陽射しが当たるところにちょこんとすわっていたハチワレが冒頭写真。カメラを向けたらちゃんとこっちを見てくれた。この1匹しかいなかったのだが、しゃがんで猫と対峙してると、どこからともなく他の猫も現れるのが面白いところ。あれよあれよというまに他の2匹もやってきて、1匹なんかいきなりしゃがんでるわたしの足元にすりすりしてくるものだから思わず左手で撫でて、お、せっかくだから3匹同時におさめてやれ、とiPhone 11 Proの超広角カメラで撮ったのがこちら。

 何しろ、猫撮影(まあ猫に限らず動物はそうだけど)は猫ファーストが基本なわけで、時には超広角、時には望遠、でもレンズ交換してる暇はないってこともあるわけで、スマートフォンに超広角カメラがついてるとこういうときに超ありがたい。

超広角ならではの無理矢理3匹同時撮り。超広角ならではの遠近感を活かしつつ猫を撫でながら撮ったのだった。やっぱスマートフォンに超広角は似合う。2020年1月 アップル iPhone 11 Pro

 では、それぞれの猫の様子をば。冒頭のハチワレ猫は人なつこくて、たぶんなんかもらえると思ったのだろう、足元にとことことやってきたので左手で撫でながら右手で撮影。このときはやってくるのが見えてたのでミラーレス一眼をそのようにセッティングして待ち構えていた。でも触られてるときちょっと緊張してる。

左に写っているのはわたしの靴。靴をお舐め、といってるわけではないので為念。足元に来たので撫でたらちょっと緊張されてしまった。2020年1月 富士フイルム X-T2

 このハチワレと兄弟っぽいのもいて、そっちは黒が薄くてよれっとしてた。けっこうよれよれ。

ちょっとくたびれた感じのややグレーっぽいハチワレ。2020年1月 富士フイルム X-T2

 そのどちらからもちょっかいをかけられていたのが、キジトラ。のんびりしてたらハチワレが懐に頭突きしてきたのだけど、まったくもって我関せず。仲がいいのか悪いのかわからんところがまた猫らしくていい。

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン