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今年こそは新年の目標を達成する!すぐ行動できる人の思考法とは

2020年01月01日 06時00分更新

文● 藤由達藏(ダイヤモンド・オンライン

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写真はイメージです Photo:PIXTA

新しい一年の始まりは、新たなことを始めたくなる人も多いのではないでしょうか。「今年こそは○○する!」といった目標を達成するのに大切なのが「行動力」です。しかし、実際は約9割の人がすぐに行動に移すことができないといいます。では、どうすればすぐに行動を起こせる人になれるのでしょうか。そこで、藤由達藏氏の35万部を突破したベストセラー『結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる』(青春出版社刊)より、実際にどんどん行動できる人の思考パターンを紹介します。

一流の経営者は「朝」をどう活用しているのか

 朝は、眠りの中で疲れがとれて、前日の情報が脳の中で整理されてスッキリした時間です。夢うつつの意識状態は、「心躍る未来像」を思い描いたり、心の奥底からメッセージを引き出したりするのに最適です。一流の経営者は、毎朝の時間を瞑想にあてたり、心を空っぽにしたり、自己との対話に使ったりしています。何者にも邪魔されない時間、ゆったりと瞑想の時間をとることができたら最高ですね。

 瞑想のやり方がわからない方もいらっしゃるでしょうし、特別なことはしたくないという方は、朝、目覚めたら、すこし目を閉じて、深呼吸などしてゆったりとするだけでも結構です。夢を見たなと思ったら、夢を反芻してみてください。そして、メッセージなり教訓なり、人生のヒントなりを引き出せたらメモしてください。そして、将来本当はどうありたいか思い描いてみましょう。そしておもむろに立ち上がり、顔を洗ってさっぱり。それだけでも結構です。

1日の行動にムダがなくなる「朝」の使い方

 朝の時間は、一日の中でも一番貴重な時間です。朝の使い方次第で、一日を効果的に過ごすことができます。たとえば、朝食をいただく前後に、一日の計画をざっと確認するのも効果的です。10分、15 分でかまいません。次の手順で計画を確認しましょう。

1.なんの制約もなかったらどんな暮らしをしたいか(心躍る未来像)を思い描く
2.今日一日を終えたとき、どんな気分でどんなことを感じていたいかを思い描く
3.そんな一日の最後を迎えるためにも、「今日すべきことは何か」を書き出す
4.スケジュール帳を取り出して、もともと入っているアポイントと3.で確認した「今日すべきこと」を予定に組み込む

 それから食事をするなり、出かける準備をするなりしてみましょう。一日の全体を確認しているので、行動にムダがなくなります。 また、本当はどうありたいかという「譲れない価値観」や「心躍る未来像」を思い描いた上で今日一日の行動を確認しているので、すべての行動があなたの価値観や未来像に直結するようになります。一日の中の小さな行動の一つひとつが、あなたの「譲れない価値観」や「心躍る未来像」を実現するための一歩となるのです。

不安を感じたら、まず「最悪の展開」を予想してみよう

 不安を感じるときは、できるだけ早く不安を解消したいものです。すぐに行動できる人は、不安を先送りせずに、今すぐ潰していきます。「受注できなかったらどうしよう…」提案が却下されたらどうしよう…」それだけ心配ならば、「悲惨な結末を迎えたら実際にはどうなるのか」を一度じっくり考えてみましょう。シミュレーションをしてみるのです。

 まず、「最悪の展開」を想像してみましょう。受注できなかったらそのあとどうなるか。それまでの提案の時間はムダになるかもしれません。上司もがっかりするでしょう。予算達成が難しくなり、挽回策を考えないといけません。さらに、予算未達成で終わったとしたらどうなるか。成績の査定に響いて、ボーナスが少なくなるかもしれません。

 このように、とことん悪い方向に進むとしたらどんな展開になるのか味わってみましょう。とことん味わってみると、「そうはいっても、そこまで悪いことばかり続くわけがないだろう」という気持ちが湧き起こってくるはずです。そうしたら、声を出しながら伸びなどをして、気分を切りかえましょう。

考えるだけで行動しないから不安が大きくなる

 次に、「最高の展開」を想像してみます。受注できた場合、とことん良いことばかり起こったらどんな展開になるのか味わってみます。受注して、納期も間に合い、さらに追加注文も入り、さらには新規案件も担当することになり、半期成績の査定も良く、ボーナスも金額が大幅にアップする。昇進・昇格にもつながり、順風満帆。これもとことん味わってみると、「そうはいっても、そこまで都合良くはいかないだろう」という気持ちになるでしょう。

 それを感じたら、また伸びをして気分を切りかえます。そうしたら最後に、「挽回策」の想像をしてみます。現実的にどうなる可能性が高いのか、何が分岐点になるのか、もしも最初の分岐点で注文をとれなかった場合はどんな挽回策があるだろうか、など二の手、三の手も含めたシミュレーションをしてみてください。

 ここまでシミュレーションをしてみると、今からできることを具体的に検討することができるようになっているはずです。受注しなかったらどうしようと単に不安になっているよりも、受注をより確実にするために今できることは何か、受注できなかったとしたら何をしなければいけないか、を考えて次善策、事後対策を行っていけば、不安は解消されていきます。

 一つひとつのシミュレーションごとに、「気分を切りかえる」のがポイントです。悲観的な展開をとことん想像する。気分を切りかえる。そして楽観的な展開をとことん想像する。このように毎回気分を切りかえてシミュレーションしてみてください。気分を切りかえるために、大きな声を出して伸びをしたり、立ち上がって少し歩き回ったりすることをオススメします。

 考えるだけで行動しないと不安が生じます。行動し、自分と環境を変えていくと、すでに不安となっていた状況が変わります。新しい自分と環境においては、新しい課題が現れるので、元の不安は解消されます。新しい課題に対して、行動をしていけば、不安に陥って悩むこともありません。不安の解決には、行動することが一番なのです。

行動力がある人は「能力の有無」を気にしない

「あの人は能力がある」「能力の高い人材が欲しい」「能力を発揮する前に人事異動で転勤になった」など、仕事をする上で「能力」について語られることがあります。

 能力のある人とない人。能力の高い人と低い人。もしも能力というものを客観的に測ることができたら人事部も楽ですね。世の中にはさまざまな能力の分析方法がありますが、長期間にわたる人材の成長と業績まで予測するのは困難です。どんな能力も現場でいかに発揮するかで決まるわけですから、漠然と「その人の能力」などというものが測れるはずがありません。

 10秒で行動する人は、能力があるとかないとかいうことは気にしません。気にしても仕方がないのです。能力という言葉では、あまりにも漠然としすぎているのです。10秒で行動する人は、具体的に考えます。まず「心躍る未来像」から逆算して、必要な能力を考えるのです。「心踊る未来像」をありありと思い描きます。そこで実現していること、達成していることを味わいます。そんな未来像が実現したならば、具体的にどんな能力が発揮されたのだろうか、と考えます。

「10万人規模のイベントが成功している」とするならば、そのイベントが実現するために必要な能力は何か?と考えるのです。関係者とのコネクションはあるか? 全体を構成する企画はどうだろうか?動員するためのマーケティングはできているか?スタッフのマネジメント力は大丈夫か?お金を工面する資金は大丈夫か?など、「心躍る未来像」実現のために必要な能力を考えられる限り書き出します。

 次に、仕事以外に自分の人生を楽しく生きるために必要な能力も書き出します。それが出たら、実行あるのみです。実行しましょう。能力があるのかないのか悩むよりも、何が必要かを「心躍る未来像」から導き出し、最初の一歩の行動を特定して実行するのです。

 今年こそは目標を達成させるために、今回紹介した「すぐ行動する人」の思考法をぜひ試してみてはいかがでしょうか。


※本記事はダイヤモンド・オンラインからの転載です。転載元はこちら

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