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従来よりコンパクトになった本体とケース

音を聞くとポチリたくなる完全独立型イヤフォン「Jabra Elite 75t」

2020年01月05日 10時00分更新

文● 八尋/ASCII

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低音がさらに強化されたJabra Elite Active 65t
Hearthrough機能が便利

 Jabra Elite 75tは、スピーカーサイズが6mm、周波数帯域(音楽再生時)が20Hz~20KHzで、オーディオコーディックはSBC、AACをサポートしている。Jabra Elite Active 65tは、低・中・高域のバランスがよく、どちらかというと中・高音域の音がよくボーカルやギターの音が鮮明に聞こえるイメージだった。

 Jabra Elite 75tは、Jabra Elite Active 65tに比べて低音が強化された感じがする。私はHIPHOP系の音楽をよく聞くため、より一層好みの音になった。ただし、音に関しては好みがあると思う。その場合は、専用アプリ「Jabra Sound+」のイコライザーでカスタマイズも可能だ。プリセットとして「デフォルト」「音声」「低音ブースト」「トレブルブースト」「エネルギー」がそれぞれあるので、そちらを選択するのもありだ。

イコライザーで音のカスタマイズが可能

 そして、Jabra Elite 75tはイヤフォンの遮音性を高めて物理的に周りの騒音を遮るパッシブノイズキャンセリングにより、音楽に集中できる。加えて、Jabra Sound+で「Hearthrough(外部音取込)」機能をオンにすれば、周囲の音が聞こえるようになる。音に集中したいときはオンにして、周りの音も聞きたいときはオフにできるのは、とても便利だ。Hearthroughは左側のボタンを1度押せばオン/オフが可能となっている。

Hearthroughをオンにすると、周囲の音が聴きやすくなる

4マイク強化テクノロジーで快適な通話が可能

 Jabra Elite 75tは、マイクが優れているのも特徴だ。周囲の邪魔なノイズを除去するために強化された4マイク通話技術で、騒がしい環境でも問題なく通話に応答できる。昔使っていたイヤフォンだと通話相手から何を言っているのかわからないと文句を言われることも結構あったので、イヤフォンを外して通話していたが、Jabra Elite Active 65tないしJabra Elite 75tを使っているときに文句を言われたことはない。

本体のボタンで様々な操作が可能

 なお、通話は本体のボタン操作で応答などが可能。ボタン操作では音楽の再生/停止や音量調節なども可能。さらに、Alexa、Siri、Google Assistantに対応しており、右側のボタンを2度押せば起動できる。

主なボタン操作

 そのほか、ユニークなのは片方のイヤフォンを耳から取り外すと音楽再生が停止する点。急にイヤフォンを外さなくてはいけないときなど、外すだけで勝手に音楽が止まってくれるのは個人的にはありがたいポイントだ。なお、ケースから取り出したままでも15分接続されない場合、または60分操作がないと自動で電源はオフになる。なお、スリープまでの時間は、Jabra Sound+で15分/30分/60分/120分が選択可能だ。

 最大2台まで同時に接続できるのも地味にうれしい。スマートフォンで音楽を聴き、ノートパソコンで動画を観るといった場合に、いちいちペアリングを切り替えなくていいのはありがたい。

オススメした人が即ポチッた音質

 Jabra Elite 75tは、フィット感や充電時間もさることながら、やはり一番オススメできるのは音質だ。Jabra Elite 75tを借りて使っているときに最近完全独立型イヤフォンがほしいという人に実際に聞かせてみたところ、その場で注文するということもあったくらいだ。その人は結構イヤフォンの音にはこだわる人で、これはいいね! と即ポチったことにもご満悦の様子だった。

 最近は数が増えてきた完全独立型イヤフォン。どれを買っていいかわからないという人は、量販店などでJabra Elite 75tを実際に聞いてみてほしい。価格は2万3800円(税別)とそこそこするが、高品質な完全独立型イヤフォンのなかではリーズナブルな方だろうし、音質を考えるとコスパは高いと思うので、もし音を聞いて気に入ったら購入してみてはいかがだろうか。

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