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かつての子どもがサーキットに復帰している

ミニ四駆、なぜいまブームに?

2019年12月31日 15時00分更新

文● 貝塚 編集● ASCII

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いま、あの「ミニ四駆」が話題に?

 タミヤの「ミニ四駆」といえば、1980年代、1990年代、2000年代など繰り返しブームが起きている大ヒット・ロングセラー商品。モーターを搭載し、単三乾電池で駆動する、小型の模型です。

 コミック『ダッシュ!四駆郎』や『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』などで、作品とともに親しんでいた方も多いかもしれません。

パーツによるカスタマイズが楽しいんです

 かく言う私も、小学生時代に爆走兄弟レッツ&ゴー!!を見ながら、作品に登場するミニ四駆を買ってもらって、夢中で遊んでいた記憶があります。

 そんなミニ四駆、いま何度目かのブームが起きていると言われているのをご存知でしょうか。

公式大会が近年復活
さらに企業主催の大会も

 ブームと言われる理由は大きくふたつ。ひとつは、タミヤがメーカーの公式競技会として開催している「ジャパンカップ」を復活させたこと。ジャパンカップは、1999年の「第12回 ジャパンカップ1999」から、しばらく開催されませんでした。

 しかし、いまから7年前の「第13回 ジャパンカップ2012」で、富士通 乾電池の提供により13年ぶりに復活。「第20回 ジャパンカップ2019」に至るまで、毎年開催されています。

 私は実際に参加したことはないのですが、ダッシュ!四駆郎、爆走兄弟レッツ&ゴー!!の時代に子どもだった年齢層のユーザーが大人になり、ミニ四駆を懐かしんで熱中したり、あるいは、子どもと一緒に熱中したりなど、育ったファンがサーキットに戻ってくるという現象が起きていると聞きます。

2019年に「つぼ八カップ」が開催されました(つぼ八プレスリリースより)

 ブームと言われるもうひとつの理由は、近年のSNSの発達によるものでしょう。

 発端は、木村鋳造所のTwitterアカウント(@KimuraFoundry)が、「発泡スチロール製のコースでミニ四駆サーキットの世界最長記録に挑戦する」というツイートを発信したこと。このツイートから「#公式ミニ四駆部」のタグが生まれたとされ、業種を超えてミニ四駆に関心のある企業アカウントが、このハッシュタグを用いて、SNS上でミニ四駆について語るという状況になっているのです

 ここに着目した居酒屋のつぼ八は、2019年の3月12日に「つぼ八カップ」を開催。ミニ四駆の大会としてだけではなく、異業種交流の新たなかたちとして注目を集めました。これに加え、木村鋳造所が11月にミニ四駆サーキット世界最長記録を達成したことで、ますますの盛り上がりを見せています。

 こうした流れに呼応してか、爆走兄弟レッツ&ゴー!!の作者こした てつひろ氏は2016年から『爆走兄弟レッツ&ゴー!! Return Racers!!』を、2018年から『レッツ&ゴー!! 翼 ネクストレーサーズ伝』を商業誌で連載。

かなり大がかりなサーキットが用意されました(つぼ八プレスリリースより)

 こうして順を追って見ると、最近の盛り上がりは、ブームというよりも、文化としての定着に向かっているとも言えるかもしれません。

久しぶりに買ってみたミニ四駆
進化がすごい

「1/32 グレート ブラストソニック(ARシャーシ)」というモデル。サーフェサーだけを吹いていて、どんな色に塗装しようかを考え中です

 そんな話をなんとなく耳に挟み、懐かしくなった私もひさしぶりにミニ四駆を購入してみました。

 選んだのは「1/32 グレート ブラストソニック(ARシャーシ)」というモデルです。「ソニック」は爆走兄弟レッツ&ゴー!!の主人公兄弟の兄「星馬 烈」のモデルで、爆走兄弟レッツ&ゴー!! Return Racers!!に、成長した星馬 烈の愛機として登場します。

ARシャーシというのは、ミニ四駆の中でも比較的新しいシャーシで、モノコック構造により高い強度を実現しています

 初代の爆走兄弟レッツ&ゴー!!は1999年に連載を終えていますが、いま、改めて、成長した当時の主人公の愛機が商業誌の新連載に登場する。昔からのファンにうれしい、こうした仕掛けが用意されているのも、いま改めてミニ四駆が人気を集めている理由かもしれません。

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