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ランサムウェアも新たに進化すると予測

マカフィー予測、2020年には「ディープフェイク」が脅威に

2019年12月17日 16時15分更新

文● ASCII

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 マカフィーは12月17日、「McAfee Labs 2020年 脅威予測」を発表した。攻撃者は顔認証の無効化も試みるとしている。

 2020年に注意すべき重要なセキュリティー動向を解説するもので、人工知能と機械学習の進化により攻撃者はこれを悪用、精巧なディープフェイクビデオを作成可能となることで世論の操作や、顔認証システムの無効化を試みると予測している。

 また、ランサムウェアに関しては、別のマルウェアを使って侵入した後に別のマルウェアによって標的型攻撃が継続するなど、すでにグループ間で協力した効率的な攻撃が行なわれている。今後、犯罪者は機能不全にさせるランサムウェア攻撃を行なって被害者を脅迫した後、復元中のランサムウェアの被害者に対して攻撃以前に盗んだ機密データを開示するなど2段階の脅迫攻撃に移行すると予測している。

 このほか、多くの企業やサービスが接続しているアプリケーションプログラミングインタフェース(API)はクラウドサービスでは一般的になっているものの、脅威に繋がるリンクであることが判明、アプリエコシステムに侵入可能な状態になっていることを指摘。企業におけるコンテナ化アプリケーションの利用増加など、クラウドネイティブな時代に応じたセキュリティー対策が必要としている。

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