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CPU、GPU、AI、画像処理、5G……あらゆる面で強化されたSnapdragon 865

2019年12月05日 20時45分更新

文● 石野純也 撮影● ASCII

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 12月3~5日(現地時間)の3日間に渡って開催されている、クアルコム主催の「Snapdragon Tech Summit」。2日目にあたる4日には、Snapdragon 865の詳細なスペックやそれによって実現する機能がお披露目された。

高性能コア×4+省電力4コア×4の構成で、
高性能コアの1つだけ、動作クロックがさらに高い

 Snapdragon 865は、AIの処理能力を大幅に高めているのが特徴。5Gモデムは「Snapdragon X55 5G modem」をサポートし、4Gと5Gで周波数を共用するDSS(ダイナミック・スペクトラム・シェアリング)などに対応する。

5Gの進化に合わせ、AI性能を大幅に強化したSnapdragon 865

 SoCのコアとなるCPUには、「Kryo 585」を採用する。Cortex-A77とCortex-A55を組み合わせたオクタコアの構成で、Cortex-A77のうちの1つだけ、2.84GHzとクロック周波数が高いプライムコアとなる。そのほか3つのCortex-A77は2.4GHz。パフォーマンスをあまり必要としない処理を担うCortex-A55のクロック周波数は1.8GHzで、合計8つのコアを内蔵する。

 8つのコアが共通で利用するL3キャッシュは、Snapdragon 855の2倍となる4MBに増やされた。クロック周波数はSnapdragon 855に搭載されていた「Kryo 485」と同じだが、アーキテクチャの改善で、処理能力と省電力性能がともに25%向上しているという。

CPUは「Kryo 585」を採用。コア数やクロック周波数はSnapdragon 855と同じだが、処理能力は25%向上

ゲーミングスマホ用に144Hzのリフレッシュレートに対応
さらなる高速連写や8K動画撮影に対応したISPも

 GPUには「Adreno 650」を採用する。こちらは、グラフィックスのレンダリングが25%高速化しつつ、電力効率も35%改善しているという。ディスプレー処理も強化されており、ゲームではローカルトーンマッピングの利用が可能になる。また、GPUのドライバーは、グーグルとの協業により、Playストアからのアップデートが可能になったという。ゲーミングスマートフォンへの採用も想定しており、144Hzのディスプレーもサポートする。

GPUは「Adreno 650」を採用する

144Hzのディスプレイ対応や、Playストアでのドライバー更新が可能になる点もGPU周りの新機能

 ISPは「Spectra 480」を搭載。5Gに対応し、より高解像度の写真、動画が撮影されることを意識した設計になっており、秒間2ギガピクセルを処理できる。クアルコムのシニアバイスプレジデント、キース・クレッシン氏によると、64メガピクセルの写真を1秒あたり30回撮影できるという。

 クレッシン氏が「クロックを上げただけでなく、パイプラインを再設計した」と語っていたように、クロックあたりのピクセル数は、Snapdragon 855比で4倍に向上した。8Kでのビデオ撮影や、DOLBY VISIONでの撮影に対応しているのも、Spectra 480の特徴だ。

ISPは「Spectra 480」。カメラはスマートフォンで重視される機能なだけに、説明にはCPUやGPU以上の時間が割かれた

8Kでの動画撮影や、DOLBY VISIONでの撮影が可能になる

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