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最新パーツ性能チェック 第275回

半額になったIntel製HEDT向けCPU最上位の性能

Core i9-10980XEを定番ベンチで検証、Ryzen 9 3950X比で約16%上

2019年11月25日 17時01分更新

文● 加藤勝明(KTU) 編集●ジサトライッペイ/ASCII

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前世代の最上位「Core i9-9980XE」と比較

 今回の検証は、シンプルに新旧18コア/36スレッドCPU対決、すなわちCore i9-9980XEからCore i9-10980XEがどう変化したかを比較する。検証環境はRyzen 9 3950Xレビュー時と共通だが、マザーボードは新Core Xに合わせて発売したASUS製のX299チップセット搭載モデル「ROG STRIX X299-E GAMING II」(BIOS 0401)に、OSはWindows 10の最新ビルド(1909、November 2019 Update)に環境を組み直している。

 なお、筆者は基本的にメモリーの設定以外はBIOSをデフォルト設定のままベンチマークすることにしているのだが、最近のASUS製Intel CPU向けマザーボードの場合、BIOS設定の内、CPU倍率に関する項目がデフォルト(Auto設定)だとCPUパワーが抑制されることを完全に失念していた。そのため、Ryzen 9 3950Xレビューの際に掲載したCore i9-9980XEのパフォーマンスは計測データに虚偽はないものの、パワーを完全に引き出せていない状態で比較してしまった。この点は読者や関係者の皆様に深くお詫びしたい。

 ゆえに、Ryzen 9 3950Xレビュー時の結果も参考(CPUがすでに手元にないため)としてグラフに入れ、改めてCore i9-9980XEのフルパワー状態とも比べてみたい。そこで、今回はデフォルトの設定のほかに、「By Specific Core」設定をオンにした状態でのフルパフォーマンスもチェックする。グラフで「(BSC)」となっている項目が、By Specific Core設定時のものとなる。

検証環境:Intel
CPUIntel「Core i9-10980XE Extreme Edition」(18C/36T、3~4.8GHz)、Intel「Core i9-9980XE」(18C/36T、3~4.4GHz)
マザーボードASUS「ROG STRIX X299-E GAMING II」(Intel X299、BIOS 0401)
メモリーG.Skill「Trident Z RGB F4-3200C16D-16GTZRX」×2(DDR4-3200、8GB×4、CPUの定格で運用)
ストレージWestern Digital「WDS100T2X0C」(NVMe M.2、1TB SSD)
ビデオカードNVIDIA「TITAN RTX」
電源ユニットSilverStone「ST85F-PT」(850W、80PLUS PLATINUM)
CPUクーラーCRYORIG「A80」(簡易水冷、280mmラジエーター)
OSMicrosoft「Windows10 Pro 64bit」(November 2019 Update)
検証環境:AMD
CPUAMD「Ryzen 9 3950X」(16C/32T、3.5~4.7GHz)
マザーボードASRock「X570 Taichi」(AMD X570、BIOS 2.50)
メモリーG.Skill「Trident Z RGB F4-3200C16D-16GTZRX」×2(DDR4-3200、8GB×4)
ビデオカードNVIDIA「GeForce RTX 2080Ti Founders Edition」
ストレージWestern Digital「WDS100T2X0C」(NVMe M.2、1TB SSD)
電源ユニットSilverStone「ST85F-PT」(850W、80PLUS PLATINUM)
CPUクーラーCRYORIG「A80」(簡易水冷、280mmラジエーター)
OSMicrosoft「Windows10 Pro 64bit」(May 2019 Update)

「CINEBENCH R20」のスコアー

 By Specific Core設定がない状態(デフォルト設定)では、Core i9-10980XEも9980XEもマルチスレッドは8700スコアー程度で差がほとんど観測されないどころか、場合によってはCore i9-10980XEのほうが低く出ることさえある。だが、By Specific Coreを有効にすると、どちらも一気に1万スコアーをゆうに超え、Core i9-10980XEが9980XEに対して約5%程度だが安定して上回るようになった。

 また、Ryzen 9 3950Xに対してもマルチスレッドでは約16%ほど上のスコアーが出ており、コア数差による有利を見せつけている。もともとIntel系CPUはオーバークロックのマージンも広く、設定の妙でだいぶその性能が様変わりするが、コア倍率の設定ひとつでここまで変わることを改めて覚えておきたい。

 一方で、シングルスレッド性能においては、BIOSがデフォルト設定のままでもBy Specific Core設定有効の状態でも21~27スコアーの差が出ており、TBM3.0の最大クロックの上昇が実感できた。

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