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AIに仕事を奪われるのは「ホワイトカラー」、米シンクタンク予測

2019年11月22日 07時55分更新

文● Charlotte Jee

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David Mark | Pixabay

ロボットや人工知能(AI)、自動化によって、ブルーカラー労働者であるトラック運転手や工場勤務者の仕事が根本的に変わるだろう、というのが一般的な認識だ。しかし、ブルッキングス研究所の新たな分析によれば、AIはホワイトカラー労働者の仕事への影響が大きいという。

研究チームは、AI関連の特許出願文書と、O*NET(米国労働省雇用訓練局が公開している職業情報サイト)のジョブディスクリプション(職務記述書)の文章を調査し、重複部分を定量化することで影響を受けそうな仕事や職業を特定した。分析の結果、マネージャー、スーパーバイザー、アナリストの将来のキャリアにAIが大きな影響を与えることが判明。法律事務所からマーケティング、出版社、コンピューター・プログラミングまで、あらゆる種類のホワイトカラーの仕事を大きく再編する可能性が分かったという。

ホワイトカラー労働者はAIや自動化がもたらす変革によって、割を食うことがかなり多くなりそうだ。しかし、そうした人たちは都市部に住み、高学歴である可能性が高いため、再訓練や仕事探しは容易かもしれない。

AIは大きな話題となっているにもかかわらず、いまだに企業で広くは採用されていない。さらに、仕事への影響についても多くの議論がありながら、どんな影響があるかについては明らかになっていない。米国の雇用の47%が失われるという悲惨な予測から、AIが奪った分以上ではないにしろ同程度の雇用を生み出すという主張まで、あらゆる説がある。結論としては、今回の最新の分析は決定的なものというよりは、活気ある分野への提言の1つと捉えるのが賢明だろう。

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