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ゲーミングスマホ「ROG Phone 2」はハイエンドのさらに上をいく

2019年11月20日 13時00分更新

文● 中山 智 編集●ASCII

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 PUBGのような3Dバトルロイヤル系ゲームなど、CPUパワーを使うゲームがスマートフォンでも増えてきており、より快適な環境でプレーしたいというユーザーも多い。そんなユーザーを満足させるためのスマートフォンが、今回レビューするASUSの「ROG Phone 2」。前モデルもゲーマーを満足させるための性能や機能だったが、今回はさらにブラッシュアップさせている。

ゲーマーのためにさらに進化した「ROG Phone 2」

箱もスペックもド派手な仕様

 まずは製品の前に、パッケージから紹介する。スマートフォンのサイズからすると、かなり大型で派手な箱が使われており、ゲーミング用アイテムらしさはこの箱からも感じられる。

 パッケージとしてはスマートフォン本体や充電器、充電ケーブルといったお決まりのものだけでなく、バンパータイプの「Aero Case」ケースと、空冷システムの「AeroActive Cooler II」も同梱している。スマートフォンに高負荷がかかるゲームをする場合、熱対策は重要なポイントなので、AeroActive Cooler IIが標準で付属するのはありがたい。さらに側面端子用のカバーとAeroActive Cooler II装着時に自立させたい場合に貼り付けるパーツも用意されている。

ROG Phone 2はパッケージもド派手

本体以外にも同梱物が多い。本体側面のUSB Type-C端子カバーは小さくなくしやすいので、予備が二つ付属しているのはありがたい

バンパータイプの「Aero Case」

「Aero Case」を装着した状態のROG Phone 2

「AeroActive Cooler Ⅱ」を装着したROG Phone 2

「Aero Case」と「AeroActive Cooler II」は同時に装着可能

 ROG Phone 2のディスプレーは6.59型(1080×2340ドット)と前モデルの6型から拡大。有機ELパネル採用なのは変わらないが、リフレッシュレートは最大120Hzに対応(応答速度1ms)。120Hzに対応するゲームなら、よりスムーズな描画が期待できる。またリフレッシュレートは設定からも変更・調整可能で、システム全体にも対応している。そのほかコントラスト比やHDR10対応といったポイントも改善されており、ゲームだけでなく、動画配信サービスを楽しむにもピッタリだ。

19.5:9のアスペクト比になり、画面サイズは拡大している

設定からリフレッシュレートを3段階で調整可能

ノッチはないのでフル画面でコンテンツが楽しめる

上下にスピーカーがあり、横位置のときにステレオ効果が期待できる

 プロセッサーはクアルコムのSnapdragon 855 Plusと現時点では最高のモデルを搭載。メモリーは12GB、内蔵ストレージは512GB(UFS3.0)、もしくは1TB(UFS3.0)の2モデルが用意されている。メモリーとストレージに関しては、下手なノートパソコンを凌駕するスペックだ。

 各種ベンチマークの結果は下記のとおり。せっかくなのでAeroActive Cooler IIを装着した状態で計測してみた。ハイエンドのSnapdragon 855 Plusを搭載しているだけあり、現存のスマートフォンとしてはトップクラスのスコアをたたき出している。

AnTuTu Benchmark

Geekbench 5

3DMark

 ちなみに各ベンチマークアプリを走らせると、大抵のスマートフォンはかなりの熱をもちなかには長時間触れないようなものもある。ところがAeroActive Cooler IIを装着した状態で計測したROG Phone 2は、そこまで本体が熱くなっておらず、AeroActive Cooler IIの効果はかなりあるようだ。

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