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ユーザーのための細かな配慮やこだわりもスゴイ

富士通の映像や音へのこだわりの塊、有機EL搭載ノートPC「LIFEBOOK WA-X/D3」

2019年11月15日 09時00分更新

文● 八尋 編集●ASCII

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「LIFEBOOK WA-X/D3」

 富士通クライアントコンピューティングが販売する「LIFEBOOK WA-X/D3」は、4K有機ELディスプレーを搭載するのが特徴の15.6型ノートパソコンだ。前回LIFEBOOK WA-X/D3の外観について紹介したが、今回は使い勝手をチェックしていく。

DCI-P3色域カバー率100%、DisplayHDR 500 True Black準拠の有機ELディスプレー、本物の映画のような品質で鑑賞

HDRをオンにした画面とオフにした画面。オンのほうが黒つぶれと白飛びしている部分が減る

 前述したが、LIFEBOOK WA-X/D3の1番の魅力は、ディスプレーにある。コントラスト比100000:1、応答速度1ms、DCI-P3色域カバー率100%の有機ELディスプレーを搭載。DCI-P3は、デジタルシネマ向けで、ハリウッドの7大映画スタジオからなるDigital Cinema Initiativesが提唱している規格だ。映画撮影に使われるカラーフィルムの色域に対応しているため、カバー率100%のLIFEBOOK WA-X/D3であれば、本物の映画のような品質で作品を楽しむことができるのだ。

 また、VESAの定める有機ELパネル向けHDR対応認証規格「DisplayHDR 500 True Black」をクリアしており、HDR10コンテンツの表示に対応する。NetflixなどはHDR10対応コンテンツも配信しているため、黒が引き締まったダイナミックな映像が堪能できる。

 実際にNetflixのコンテンツを視聴してみたが、オンキヨーと共同開発したスピーカーと、Diracが提供する音響補正技術も相まって、今まで試したノートパソコンの中ではトップクラスに近い臨場感でコンテンツが楽しめた。自宅で家族が寝静まった後や、出張先のホテルで夜暇なときなどにハイクオリティーな配信サービスの映像コンテンツが楽しめる。

感度が調整された人感センサーで省電力、パネルの焼き付きも防ぐ

 さらに狭額な上部ベゼルには、人感センサーを内蔵。この人感センサーは、一からアルゴリズムを開発し感度を調整したことで、従来モデルと比較してよりしっかりと人が座ったことを認識するようになった。実際に試してみたが、目の前を通り過ぎたりではセンサーが反応することはなく、しっかりとパソコンの正面に来たときにパッと画面が明るくなった。

カメラ部分に人感センサーを内蔵

 地味な部分ではあるが、内蔵マイクが従来の倍の4個になり、約4m先から音声認識が可能になった。同社のパソコンの音声アシスタント「いつもアシストふくまろ」もより遠くから使えるようになったため、食卓机に置いておいてキッチンからふくまろを起動し、音楽を流してもらうといったことがより広範囲からできるようになったのは、うれしいポイントだ。

タイピングしやすさにこだわりぬいたキーボード

LEDバックライトも内蔵するキーボードには、いくつものこだわりが詰まっている

 LIFEBOOK WA-X/D3のキーボードは、約2.5mmと深めのキーストロークで打鍵感は良好。また、小指で打つことが多い端のキーは軽く、中心は少し重くなど、3段階の押下圧を採用。これにより、長時間作業していても指が疲れにくくかつ心地よい打鍵感を実現している。加えて、各キーがディスプレー側に向かって傾斜させ、階段形状の段差を持たせてあり、キー列を間違えないような工夫も施してある。

3段階の押下圧を採用

 さらに、キートップは指掛かりをよくするためにわずかな凹みがある。このように、長時間作業する際により快適になるような細かい配慮が、キーボードだけでもこれだけ施されているのは、さすがだと感じる。

 LIFEBOOK WA-X/D3は、標準でCore i7-9750H、4GBメモリー、約500GB HDDという構成だ。個人的には、予算に余裕があればメモリーを8GBメモリー、ストレージを約256GB SSD+約1TB HDDへの変更をオススメしたい。もちろん、メモリーは最大32GB、ストレージは約512GB SSD+約1TB HDD/約1TB SSDとさらに強化することも可能なので、予算や用途に合わせて選択してほしい。

ホームノートの買い替えに!

1人でも家族でも使える1台にオススメ

 LIFEBOOK WA-X/D3は、4KHDRコンテンツを楽しんだり、ふくまろで遠隔操作して音楽をかけたり、疲れにくいキーボードで持ち帰った仕事を片付けたりと、ホームノートとして自宅に1台あるととても重宝する1台だ。

 家族で使うパソコンの購入を考えている人や、自宅でメインで使ってたまに持ち運ぶマシンがほしいという人は、LIFEBOOK WA-X/D3を検討してみてはいかがだろうか。

試用機の主なスペック
CPU Core i7-9750H(2.6GHz、6コア/12スレッド)
グラフィックス インテル UHD グラフィックス 630
メモリー 8GB/16GB/32GB
ストレージ 約500GB HDD/約1TB HDD/約256GB SSD(PCIe)+約1TB HDD/約512GB SSD(PCIe)+約1TB HDD/約1TB SSD(PCIe)
ディスプレー 15.6型(3840×2160ドット)、有機ELディスプレー
内蔵ドライブ DVDスーパーマルチドライブ/Ultra HD Blu-ray&BDXL対応Blu-ray Discドライブ
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 5.0
インターフェース USB 3.1(Gen2、Type-C)端子、USB 3.0端子×2、USB 2.0端子、HDMI端子、マイク・ラインイン・ヘッドフォン・ラインアウト・ヘッドセット兼用端子、有線LAN端子、SDカードスロット
サイズ/重量 およそ幅361×奥行244×高さ27mm/約2.1kg
OS Windows 10 Home(64bit)
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