ソニーモバイルから発売された「Xperia 1」は、背面にトリプルカメラやアスペクト比21:9の有機ELディスプレーを搭載するなど、ハイエンドモデルらしさとオリジナリティーが合わさったソニーモバイルらしいスマートフォンに仕上がっている。
今回取り上げる「Xperia 5」は、ソニーモバイルらしい個性はそのままに、使いやすいサイズで登場したニューモデルだ。
実用的なサイズと機能の使いやすさ
Xperia 5の本体サイズは約68×158×8.2mm。ディスプレーは6.1型と6型オーバーながら、横幅は70mmを切っており、非常にグリップしやすいサイズ。片手操作時でも親指の届く範囲が広い。ただし、アスペクト比が21:9なので、ディスプレー上部は片手では届きにくい。ただ、ホームボタンのダブルタップで縮小表示できる機能を搭載しているので、使いにくさは感じない。
ちなみにXperiaシリーズの過去のモデルでコンパクトサイズとして登場した「Xperia XZ1 Compact」は横幅が約65mmなので、Xperia 5のほうが若干大きい。ただし重量は164gで、Xperia XZ1 Compactと比べると4gも軽い。そのため実際に手に持ってみると、思った以上に軽く、長時間操作していても苦にならない。
本体背面の素材はXperia 1と同じくガラス素材を使用して高級感がある。カメラレンズが3つ並ぶのはXperia 1と同じだが、Xperia 5は背面の左上の配置となっている。また指紋認証センサーも背面ではなく側面にある。
本体右側面には指紋認証センサーのほか、電源や音量調整、シャッターといったボタンを配置。それぞれのボタン位置が近いため、スマホ用三脚など本体を挟むホルダーなどは装着する際に電源ボタンなどを押してしまうケースがある。
ディスプレーは有機ELパネルで解像度は1080×2520ドット。4Kではないが、HDR規格、BT.2020の色域、10bit信号に対応した「クリエイターモード」を搭載。Netflixなどの動画コンテンツを楽しむのにピッタリのディスプレーとなっている。
また、21:9のアスペクト比を活用した「21:9マルチウィンドウ」を搭載。分割して表示しても21:9のディスプレーのため、それぞれのウィンドウに十分な表示領域があり、情報量も多く操作にも差し支えがないので実用的だ。「21:9マルチウィンドウ」を利用するときは、分割した画面それぞれにアプリを割り当てて起動できるほか、あらかじめどのアプリを配置して起動するかを設定したアイコンもカスタマイズでき、気軽に利用できる。
この連載の記事
-
第470回
スマホ
背面ライトは健在! 手軽価格の「Nothing Phone (2a)」クイックレビュー -
第469回
スマホ
日本初上陸のnubiaの縦折りスマホ「nubia Flip 5G」レビュー! 安くて手軽に使える折りたたみ -
第468回
スマホ
ハイエンドAndroidタブ「OPPO Pad 2」はフル装備で使うと利便性が格段に向上する -
第467回
スマホ
「Galaxy S23 FE」は高性能を8万円台で実現したお財布にも優しいスマホ -
第466回
スマホ
Galaxy S24 UltraはGalaxy S23 Ultraからどう変わった?カメラや生成AI機能を比較した -
第465回
スマホ
小型ボディーにAI機能を詰め込んだ「Galaxy S24」の実力をグローバル版で体験 -
第464回
スマホ
3万円以下でFeliCaも搭載で機能十分な「OPPO A79 5G」は2台目スマホに重宝しそう -
第463回
スマホ
美しいボディーに可変色ライト、vivo「V29」はポートレート撮影のためのスマホ! -
第462回
スマホ
AI性能を高めた超高性能スマホ「Galaxy S24 Ultra」海外版でAIを使い倒した -
第461回
スマホ
Nothing Phone風の「Infinix GT10 Pro」は価格を抑えたゲーミングスマホ -
第460回
ウェアラブル
メガネ型ワイヤレスイヤホン「OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2」はファッションアイテムとしても優秀 - この連載の一覧へ