●電波から遭難者の居場所を表示
実証実験では中荒沢万年雪遊歩道で、遭難者が滑落したと想定。地元の消防署が捜索隊を結成し、防災ヘリ出動の要請を出す。
防災ヘリにはKDDIのスタッフが、バッグ型基地局を抱えて乗り込み、上空300メートルから、電波を飛ばして、遭難者を探し出していく。この時、家族からは携帯電話番号を教えてもらっているので、特定の電話番号の携帯電話を探していくことになる。
上空300メートルから荒沢岳を見下ろしても、木々ばかりで人の様子を確認することはできない。紅葉がとても美しかったが、地表が葉っぱに覆われており、どこに人がいるか、皆目見当がつかないのだ。
しかし、ヘリコプターから携帯電話の電波を飛ばすことで、15分ほどで遭難者の居場所がタブレットの地図上に表示された。
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