「Xperia 5」は、ソニーモバイルコミュニケーションズが6月に発売したフラッグシップ「Xperia 1」の下位モデルです。数字はグレードを表し、もっともハイスペックなのがXperia 1で、今秋にauやワイモバイルから発売された「Xperia 8」は、Xperia 5よりもスペックが低く、グローバルではさらにロースペックの「Xperia 10」も発売されています。
と聞くと、Xperia 5は、Xperia 1とXperia 8の間くらいの仕様、と思ってしまうかもしれませんね。でも実際には、Xperia 5の仕様のほとんどはXperia 1と共通。むしろ、機種名を「Xperia 2」にするべきだったのでは? と思うほどハイスペックな端末です。筆者もそうですが、「Xperia 1よりもXperia 5が欲しい!」と思う人も少なくないでしょう。
そんなXperia 5をソニーモバイルからお借りして、いち早く使ってみました。筆者が借りたのはソフトバンク版のレッド。ドコモとauからも発売されていますが、基本仕様は共通しています。
大画面と持ちやすさを両立させた、絶妙なサイズ感
Xperia 5は、Xperia 1と同じく縦横比が21:9の「シネマワイドディスプレイ」を搭載しています。画面サイズは、Xperia 1が約6.5型(3840×1644ドット)なのに対し、Xperia 5は約6.1型(2520×1080ドット)。ひと回り小さくなりました。
Xperia 1を初めて手にした時は「長い!」というのが第一印象でしたが、Xperia 5は「スリム」という印象。本体サイズは約68×158×8.2mmで、縦の長さよりも横幅の細さが際立っています。「横幅を細くした大画面スマホ」といった感じです。
Xperia 1は片手持ちでは、画面上方に指が届きませんが、Xperia 5は片手でも画面の大部分に指先が届き、通知パネルの引き出すこともできます。片手での操作性を重視する人には魅力的な選択肢となるでしょう。
背面パネルはガラス、側面にはメタルが用いられているとのことですが、それを一体化する塗装が施されています。デザインが評価されることが多いXperiaですが、Xperia 5は従来モデルにも増してキレイに仕上がっているように思います。
この連載の記事
-
第469回
スマホ
日本初上陸のnubiaの縦折りスマホ「nubia Flip 5G」レビュー! 安くて手軽に使える折りたたみ -
第468回
スマホ
ハイエンドAndroidタブ「OPPO Pad 2」はフル装備で使うと利便性が格段に向上する -
第467回
スマホ
「Galaxy S23 FE」は高性能を8万円台で実現したお財布にも優しいスマホ -
第466回
スマホ
Galaxy S24 UltraはGalaxy S23 Ultraからどう変わった?カメラや生成AI機能を比較した -
第465回
スマホ
小型ボディーにAI機能を詰め込んだ「Galaxy S24」の実力をグローバル版で体験 -
第464回
スマホ
3万円以下でFeliCaも搭載で機能十分な「OPPO A79 5G」は2台目スマホに重宝しそう -
第463回
スマホ
美しいボディーに可変色ライト、vivo「V29」はポートレート撮影のためのスマホ! -
第462回
スマホ
AI性能を高めた超高性能スマホ「Galaxy S24 Ultra」海外版でAIを使い倒した -
第461回
スマホ
Nothing Phone風の「Infinix GT10 Pro」は価格を抑えたゲーミングスマホ -
第460回
ウェアラブル
メガネ型ワイヤレスイヤホン「OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2」はファッションアイテムとしても優秀 -
第459回
スマホ
100倍望遠も夜景も実用的な「vivo X100 Pro」は2023年最強のカメラスマホ! - この連載の一覧へ