最新パーツ性能チェック 第268回
NVIDIAのLow Latency Modeをハイスピード撮影で分析
SFVと鉄拳7でGeForceの超低遅延モードを地獄の100本ノック検証
2019年10月27日 20時15分更新
改造ゲームパッドとハイスピード撮影でラグを記録
計測方法に関してもRadeon Anti-Lag検証時とほぼ同様だ。即ちゲームパッドのボタン入力の瞬間から、それが実際に画面に反映されるまでの様子をハイスピード撮影し、その動画を解析して何ms(ミリ秒)かかったかをひたすらカウントする。ボタン入力の瞬間を正確に捉えるために、ロジクール製のゲームパッド「F310」のR1ボタンを押した瞬間にLEDが点灯するように改造した。
注意:本稿では改造したゲームパッドを使用していますが、これを真似して何らかのトラブルや損害が発生しても筆者やASCII編集部は責任を負いかねます。ゲームパッドの保証も切れますので、同様の検証をする場合はすべて自己責任の下で実施してください。
今回はV-Syncオフ時におけるインプットラグをデフォルト状態とし、さらにV-Syncオン、G-SYNCオン(V-Syncはオフ)、そしてかつてのGeForceドライバーにおける「レンダリング前最大フレーム数1」設定と等しいNULLの“On”設定と、新機能であるNULLの“Ultra”設定時でどのように変化するかをチェックする。
ただし、前回のRadeon Anti-Lag検証では検証に使うGPUやゲームを広くとってしまった結果、各条件におけるサンプル数は1ダース(12回)に絞らざるを得なかった。だが「1ダース程度のサンプリングでは十分な精度は得られないのではないか?」という後悔が残ったため、今回は各設定で100回のサンプリングを行なうこととした。100回試せば統計的に意味がありそうなデータを得ることができるだろう。
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