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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第633回

オリンパス「OM-D E-M1 Mark II」で台風一過の夜猫を激写!

2019年10月22日 10時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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夜猫を撮るならF1.4〜1.8クラスのレンズがオススメ

 ISO感度を上げれば、軒下の物置の上にちょこんと座ってる猫も撮れる。この猫の場合は影にいたので肉眼だと「あれ? 物置の上になんかものが置かれてるっぽいな」というくらいで、わたしの視力では猫かどうかはまったくわからなかったのだけど(見つめてもピクリともしないし)、ファインダーを覗いてみたら、しっかり猫だったのだった。

 一眼レフって光学ファインダーなので、暗い場所は暗くしか見えない。当たり前だけど。ミラーレス一眼のEVFはセンサーが捉えた画像を処理してファインダーに表示しているので、暗いところでも可能な限りちゃんと見せてくれるわけで、これはまあEVFだからこそ「あ、やっぱ猫だ」と撮れた写真なのだ。明るく撮れてるからそんな感じはまったくしないんだけど、実はかなり暗いのである。

これはちょっと広めに撮りたかったので、56mmではなく同じくシグマのDC DN 30mm F1.4で。実は非常に暗い場所なのだった。2019年10月 オリンパス OM-D E-M1 Mark II

 そんなこんなで、深夜の猫集会タイムが近づいてきた。

横断歩道で来場者を待つサビネコ。このあたりの猫は警戒心が強いのだけど、このサビネコは好奇心が勝るようでギリギリまできてくれた。2019年10月 オリンパス OM-D E-M1 Mark II

猫集会の受付係。あるいは見張り? 公園の入口にちょこんとすわってたミケ系ハチワレ。2019年10月 オリンパス OM-D E-M1 Mark II

2匹が先行して公園にはいった、と思ったらいきなりじゃれ合いだしたのですかさず。両腕で顔をはさみにいってるのがポイント。2019年10月 オリンパス OM-D E-M1 Mark II

 いやあ、深夜の猫は自由気ままで楽しげでよいですな。昼間は子供たちが遊んでるので公園には絶対にこないもの。

 そんなわけで、日没が早くなり、かといって冬ほど寒くはない季節は夜猫散歩に最適なので、F1.4〜1.8クラスのレンズを1本用意して散歩しよう、という話でありました。

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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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