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「APS-Cの完成形」キヤノン・EOS 90DでSUPER GTを撮る

2019年10月19日 12時00分更新

文● 栗原祥光 撮影●栗原祥光

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1万4000枚撮影しても
バッテリー半分しか消費しない省エネぶり

 こうして2日間に渡りEOS 90Dに触れました。撮影枚数はなんと1万3000枚超! 驚きはJPEGのサイズで1枚9MB。つまり2日間で100GB以上のストレージを圧迫したことになります。ちなみにRAWは23MB程度。もちろん高解像度画像を素早く処理をするためには、PCのスペックも考えなければなりません。

 それはカメラ側にも言えることで、撮影中に撮った画像を確認しようと「再生ボタン」を押して画像が出るまで、3秒ほど時間がかかりました。EOS 7D Mark IIは結構早く表示されるので、その感覚に慣れていると「アレ?」と思ってしまいます。

今回のテストで撮影した枚数と総容量

撮影した画像とファイルサイズ

 1万4000枚も撮影していながら、バッテリーの消費が半分程度だったということ! スペック上では1860枚だっただけに驚きました。ちなみに購入したままのEOS7D Mark IIやEOS Rは、1日が終わるとバッテリーがないという状況で、縦位置グリップ+バッテリー2個で対応したり、省エネに関わりそうな項目を変更して消費電力を減らしていたのですが、EOS90Dではそのような必要はありません。これはうれしい悲鳴です。

バッテリーは他のEOSシリーズでも使われているLP-E6N

撮影後の電池残量。まだ半分以上残っていたことに驚き!

【まとめ】機械任せで綺麗に撮れるAPS-Cの完成形

 今回は試作機ということもあり、ここまで画質については触れませんでしたが、6960×4640ドットは凄いの一言。EOS 7D Mark IIの5472×3648ドットに慣れた目からすると「これホントにAPS-Cなのか?」と驚きます。さらに驚くのは「記事にそのまま撮って出しできそう」という意見。今までは多少は弄っていたのですが、その必要を感じさせないものでした。

 「機械任せで綺麗に撮れる」EOS 90Dは、確かにAPS-Cの完成形であることに疑いの余地はなさそう。SUPER GTは11月に最終戦のもてぎ大会があります。レクサスLC500、そしてミッドシップ型NSX-GTにとって最後の雄姿をEOS 90Dで残してはいかがでしょうか。

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