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CEATEC 2019レポート 第1回

バッファローがCEATECにて8×8のWi-Fi 6ルーターや未発表のメッシュWi-Fi中継機などを展示

2019年10月16日 13時00分更新

文● ジサトラハッチ/ASCII

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 アジア最大級のIT技術とエレクトロニクスの国際展示会「CEATEC 2019」が10月15日より始まった。

 5GやWi-Fi 6など、新しい高速通信技術の展示も多く、バッファローも発表したばかりの最大転送速度4803Mbpsを実現する「WXR-5950AX12」などを展示していた。

WXR-5950AX12

 WXR-5950AX12は、4803Mbpsの無線LANの他、現在主流のギガビットLAN(1000BASE-T)の10倍となる10Gbps(10GBASE-T)のLANを2ポート備える。

 会場では実際に10Gbps対応のLANアダプターを接続したバラック組みのPCと、WXR-5950AX12を有線LANで接続した際のデータ転送デモが行なわれていた。

スループットは約9.5Gbpsと、かなり10Gbpsに近い値を示していた。これは、送信側と受信側どちらのPC(その他デバイス)も10GbpsのLANを備え、ローカル内で接続した場合の数値

 また、GPUにGeForce RTX 2070 SUPERを採用したGALAKURO GAMINGのビデオカード「GG-RTX2070SP-E8GB/DF」を搭載した8K対応PCとWXR-5950AX12を接続し、YouTubeの8K動画を再生。通信に優先順位を付けて特定のパケットの実行速度を落とさないアドバンスドQoSの比較デモなども行なわれていた。

アドバンスドQoSをオン、オフの状態の8K動画再生比較

YouTubeの詳細統計情報を見ると、左のアドバンスドQoSをオンにした方がNetwork Acivityがなく、他の通信に阻害されていないためConnection Speedが3倍ほど速く、Buffer Healthも高く、機能オフ時よりも余裕があることが分かる

 WXR-5950AX12のアンテナの中も見える状態で展示されていた。WXR-5950AX12のアンテナは、5GHzシングルバンドアンテナと、2.4GHz/5GHzデュアルバンドアンテナが組み合わされた「デュアルスタックダイポールアンテナ」で、80MHz幅×8ストリームまたは160MHz幅×4ストリームで最大4803Mbpsの速度を実現する。

ルーターに取りつける根本側が5GHzシングルバンドアンテナ、外側が2.4GHz/5GHzデュアルバンドアンテナ。2つのアンテナをひとつのコネクタで接続するのは困難なため、WXR-5950AX12ではアンテナが任意に取り外しできなくなっているとのこと

 また、ブースにはすでに発表済の2.5GbE対応スイッチングハブ「LXW-2G5」と、2.5GbE対応USB用LANアダプター「LUA-U3-A2G」と共に、未発表の10/2.5GbE対応スイッチングハブ「LXW-10G2/2G4」も参考出品していた。

 さらに、親機と中継機を相互につなげてネットワークを構築するメッシュネットワーク対応したAirStation connect「WTR-M2133HP/E2S」と、未発表のコンセントに直接接続できるAirStation connect専用の中継機「WEM-1266WP」も参考出品されていた。

WEM-1266WPはメッシュネットワーク対応機器としては小型だが、中継機と考えれば割と大きい。しかし、上下2つあるコンセントに挿した際、上のプラグが挿せる形状になっている

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