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日本が新たな需要を生めなくなった一因は「論理偏重」だ

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論理的思考も創造的思考も鍛えることができます。『週刊ダイヤモンド』9月28日号の第1特集は、「問題解決とアイデア発想に役立つ 新時代版 ビジネスフレームワーク集60」です。もはや日本は、「新たな価値」を生み出せなくなってしまいました。左脳的な「論理性」が重宝され続けた結果、右脳的な「創造性」が欠けてしまったのです。そんな状況を打破すべく本特集では、論理と創造をつなげるためのフレームワークや、キーワードを数多く紹介します。実は美的センスや思考法は鍛えることができるのです。

今こそ求められる
論理×創造

 「成長のためには、僕の感性に基づいた経営ではなく、論理的な経営、チームの力を生かすことが必要になり、ヤフーと提携することになりました」──。

 9月12日、ヤフーがネット衣料通販大手ZOZOの買収を発表後、ZOZOの前澤友作社長は記者会見でこう語り、社長を退任した。

 「感性に基づいた経営」と「論理的な経営」。この言葉に象徴されるように、人類は右脳的な創造性で新しいものを生み、左脳的な論理力でそれを成長させてきた。

 しかし今、一部のベンチャー企業を除けば、多くの日本企業では「論理(ロジカル)」偏重が続いている。ここ10年、GDP(国内総生産)の成長率はフラットだ。リーマンショック後の10年間、企業は利益を何とか絞り出して回復しているが、売り上げはまったく伸びていない。これは、「新たな需要」や「新たな価値」を生み出せていないということだ。

 さらに、上の表は、平成元年と平成30年の世界時価総額ランキング上位を比較したものだが、日本企業で残るのはトヨタのみとなった。世界の「イノベーティブな企業」でも、ランクインした日本企業はここ10年でトヨタのみだ。

 日本には右脳的な感性や直感といった「創造力」が欠けているのだ。確かに、課題や目標が分かりやすかった高度経済成長期までは、論理的な左脳型の人間が重宝された。そして、今もロジカルに考えることは大切だ。しかし、成功体験が長かったために、極端な「ロジカル偏重」を招いてしまったのだ。

 そんな状況を打破すべく本特集では、論理と創造をつなげるためのフレームワークや、キーワードを数多く紹介する。


※本記事はダイヤモンド・オンラインからの転載です。転載元はこちら

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