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東京ゲームショウ2019レポート 第37回

TGSの日本HPブースにてAMDが第3世代Ryzenなど最新テクノロジーの魅力をアピール!

2019年09月13日 02時20分更新

文● ジサトラハッチ

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 9月12日、東京ゲームショウ2019の初日、ビジネスデーの日本HPブースにて、AMDスペシャルトークセッションが行なわれた。まず最初に登壇したAdam Kozak氏は、7月7日より発売した第3世代RyzenおよびRadeon RX 5700シリーズの性能ついて言及。

Adam Kozak氏

第3世代Ryzenは業界初の7nmプロセスで製造されたデスクトップ向けCPU

第3世代Ryzenと最新チップセットのX570と組み合わせることでPCI Express Gen4が利用できる。これはライバルのインテルにはない大きな特徴となっている

最新のRadeon RX 5700シリーズは新アーキテクチャー「RDNA」を採用し、従来のアーキテクチャー「GCN」よりも性能が向上。Ryzenも第1世代から第3世代になるまでにシングルスレッドの性能が大幅に上がったと説明

 また、ゲームベンダー向けの開発ツールである「FidelityFX」により、対応ゲームはゲームの映像がよりシャープになる。さらに、非対応ゲームであってもNaviまたはVega世代のGPUであれば、Radeon設定にて「Radeon Image Sharpening」機能をオンにすれば、ゲームのグラフィックスが超解像処理されるとアピール。

9月13日に発売する「ボーダーランズ3」など、対応ゲームは「FidelityFX」をオンにすれば、より映像がシャープになるとしている

スクウェア・エニックスの「Shadow of the Tomb Raider」の場合は、Radeon RX 5700 XTで解像度WQHD&「Radeon Image Sharpening」をオンにすると、NVIDIAのGeForce RTX 2070でより高解像度の4KにしてDLSSをオンにした時よりもグラフィックスはキレイで高いフレームレートで遊べるという

 さらに、DirectX 11のゲームであれば、CPUの処理タイミングを調整し、ユーザーがデバイスで入力したタイミングと、操作が映像に反映されるタイムラグが少なくなる「Radeon Anti-Lag」により、ゲームがより快適になることも紹介。

「Radeon Anti-Lag」のオン、オフ時のタイムラグの差

 そのほか、Radeon RX 5700 XTの性能や、HDRとFreeSyncが同時に利用できる最新の「FreeSync2 HDR」対応の液晶ディスプレーにより、より表現豊かな映像で快適にゲームプレイができると語った。

第3世代Ryzenである「Ryzen 7 3700X」とRadeon RX 5700 XTを組み合わせた場合、インテルのCore i9-9900KとGeForce RTX 2060 SUPERとの組み合わせよりもゲームによっては高フレームレートで遊べるともアピール

FreeSync2 HDRに対応しているHPの最新ディスプレー「OMEN X 25f」を使うことで、より快適にゲームがプレイできる

 Adam Kozak氏の次にゲーミングのコンテンツを担当しているRitche Corpus氏が登壇。Ritche Corpus氏は、同社と協業する数多くのゲーミングデベロッパーの中から2K Gamesさんを紹介。2K GamesのDiana Tan氏が登壇し、発売が迫った「ボーダーランズ3」の魅力と、AMDの技術により快適にプレイできることをアピールした。

Ritche Corpus氏(左)、Diana Tan氏(右)

 ボーダーランズ3は、既報のとおり日本HPのブースにて1台ではあるが試遊台が設けられている。サイコとは呼ばれるぶっ飛んだ連中がメチャクチャな攻撃を仕掛けてくる狂った世界で、圧倒的な火力で暴れまわる、その爽快感を味わいたい人は必見だ。

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