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ATX電源の始祖たるFSPのHydro GEシリーズは質実剛健でド安定

2019年10月09日 11時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax) 編集●北村/ASCII編集部

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負荷をかけてもド安定

 では実際に負荷をかけてみよう。テスト環境は以下の通り。Hydro GE 750Wを使用したため、フルロード時に40%ほどの要求値になる構成とした。

テスト環境
CPU AMD「Ryzen 5 2400G」(3.6GHz、ターボ時最大3.9GHz)
マザーボード ASUS「TUF X470 PLUS GAMING」(AMD X470)
メモリー HyperX「HX430C15SB2K2/16」(DDR4-3000 8GB×2)
ビデオカード GIGABYTE「GV-RX480G1 GAMING-8GD」(Radeon RX 480)
SSD Western Digital「WD Black SN700 NVMe」(1TB)
OS Windows 10 Pro(64bit)

 まずOCCTのPower Supply testで3時間の放置から実行。CPUとGPUをフルロードする、電源にもっとも高い負荷をかけ続けられるものだが、とくに問題らしい問題は起きず。

 またOCCTはバージョンアップにより細かいグラフ生成ができなくなっているので、次にAIDA64 System Stability Testを実行した。これもCPUとGPUをフルロードの状態にできるものだ。

AIDA64のSystem Stability Test。極端な落ち込みもなく、ほぼ一直線の綺麗なグラフになった。つまり、とても安定しているわけだ

上記システム環境の消費電力はアイドルで50W

AIDA64 System Stability Test時には284W前後になった

文句なしの静音ファンを搭載
しかも保証期間は5年間

 Hydro GEシリーズは2万円前後に位置しており、電源の中ではやや高い製品群となるが、それに見合う安定性はゲームライフにしろ作業用PCにしろ、とても重要なことだ。

 12Vの出力に気をつかっており、BTOメーカーでの採用例の多さもうかがえる。またGPUだけでなく、CPUも要求値が高まりつつあるため、電源の見直しをする人は、FSPの電源をチェックしてみてほしい。

老舗電源メーカーの品質と安定性。各種保護機能を搭載し、フルもジューラー式のフラットケーブルを採用するなど、今どきのトレンドもバッチリ押さえている。発光よりも性能を重視する人におすすめだ

【関連サイト】

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