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これが6万円台はヤバい カシオのBluetoothスピーカーになるピアノ「Privia PX-S1000」

2019年09月27日 11時00分更新

文● 貝塚/ASCII.jp

提供: カシオ計算機

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●スマホと楽しむ電子ピアノ

 カシオ計算機の電子ピアノ「Privia(プリヴィア)」シリーズをご存知だろうか。

 電子ピアノを買おうと思うと、必ずといっていいほど候補に上がるシリーズで、量販店などに気軽に触れる形で展示してあるので、知っている方も多いと思う。「子どものころ家にあったよ」という方も多いのではないか。

Privia PX-S1000
カシオ計算機
実売価格6万3000円前後

https://casio.jp/emi/products/pxs1000/

 新モデル「Privia PX-S1000」を触る機会があったのだが、ヤバいことになっていた。88鍵なのに驚くほど小さい上、6万円台と手ごろなのに機能が多い。スマートフォンやタブレットと接続してBluetoothスピーカーとして使えて、MIDI入力に対応した機器と接続すればMIDIキーボードにもなる。

 にもかかわらず、音色や弾き心地は笑ってしまうほどグランドピアノなのだ。15年前に発売したPriviaシリーズで「小さくても本格的な88鍵の電子ピアノ」という新ジャンルに挑戦し、ピアノ業界に革新を起こしたカシオ。ふたたびピアノのスタンダードを変えそうな新Priviaの魅力に迫る。

●Bluetoothスピーカーとして使える

 アスキーとしてはまずガジェットとして、Bluetoothスピーカーとして使える点に注目したい。Bluetooth 5.0に対応しているため、市販されているほとんどのスマートフォンやタブレットと接続できる。

Bluetoothスピーカーとして使える。ペアリングも簡単だった

 ポイントは、スピーカーとして使っているあいだもピアノを弾けること。つまり、好きな曲を流しながら、特定のパートだけを弾いて楽しむといった使い方ができるのだ。

 「ピアノを弾く」というと、バイエルやハノンなど運指の練習からはじめ、両手をしっかり鍵盤に置き、難解なクラッシックを弾きこなす……といったイメージを抱いてしまいがちだが、こうした楽しみ方だって立派にピアノだ。Bluetoothスピーカーを搭載したことで遊び方の幅が広がっている。

好きな音楽を聴きながらピアノでセッション。いつまでも遊べそうだ

●88鍵のMIDIキーボードになる

 DTMをしている人なら、PCやオーディオインターフェースとUSB接続して、MIDIキーボードとして使える点も見逃せない。「やむをえずミニ鍵盤でステップ入力していた」という人なら一気に快適になりそうだし、内蔵しているピアノ音源はLモノラルやステレオでアウトプットできる。MIDI入力に活用しつつ、デモトラックの制作にも使えるだろう。

MIDIキーボードとしても使える。なんとぜいたくな

●単三電池6本で駆動する

 「DTMもやるし、バンドや弾き語りもやってるぞ」という方には、さらにうれしい機能がある。Privia PX-S1000はなんと、単三乾電池6本でも駆動するのだ。これだけ高機能で、乾電池で動くだけでも嬉しいのに、「単三乾電池」というところがすごすぎる。このクラスの電子機器って、大抵電池で動かそうと思っても、単三でなく単一乾電池であることが多いのだ。

なんと電池駆動。「フルワイヤレス電子ピアノ」である

 外に持ち出してアダプターを忘れたときも、コンビニに駆け込めばOKという便利仕様。街角でピアノ弾き語りをしている人には知っておいてほしい機能だ。

●インテリアになるシンプルデザイン

あらためてキーボードのような小ささだ。ピアノの奥にPCが置ける

 サイズはスピーカー内蔵のハンマーアクションつきの鍵盤搭載デジタルピアノとしては世界最小をうたう。およそ幅132.2×奥行23.2×高さ10.2cm、重量およそ11.2kg。

 成人男性なら楽に、成人女性ならなんとか部屋の中で持ち上げて移動できるサイズ感。デザインも非常にシンプルなので「ふだんはインテリアとしてテーブルに置いておき、気が向いたときに鳴らしてみたい」という需要にもぴったりだ。

側面はくさび型でコンパクトに見える

音色の変更などはシンプルなタッチパネルで

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