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IFA 2019レポート 第20回

ゼンハイザー、AKGの新ノイキャンヘッドホンやJabraとJBLの完全ワイヤレスに注目

2019年09月10日 10時00分更新

文● 山本 敦 編集●ASCII編集部

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JBLはスポーツ対応強化の完全ワイヤレスイヤホン
「Reflect Flow」

 ハーマングループのブランドであるJBLも今年数多くの新製品を用意していたが、その中から日本でも秋頃に発売が予定されている完全ワイヤレスイヤホンの「Reflect Flow」を紹介しよう。

日本に秋頃上陸が予定されているJBLの完全ワイヤレスイヤホン「Reflect Flow」

 アメリカの販売価格は149ドルなので、日本では1万5000~1万6000円の間ぐらいの値付けになりそうだ。カラーバリエーションはブラックと濃淡が異なる2種類のブルー系、グリーン系を合わせた全4種類になる。

 本機はJBLブランドの「スポーツ」カテゴリーのミドルレンジクラスに位置付けられる完全ワイヤレスイヤホン。フル充電から連続約10時間の音楽再生が楽しめることから、長距離マラソンを走っている間も音楽が途切れないことや、IPX7相当の防水設計であることを、スポーツシーンでの使いやすさとしてうたっている。

ケースもコンパクト

 メーカー名は非公開としているが、オーディオ用半導体を手がけるトップクラスのブランドによるSoCを搭載したことで、スマホとの間、あるいは左右のイヤホン間の高い接続性能を確保した。その実力のほどを確かめられる時間はなかったものの、ブースで試聴した本機のサウンドは中低域に勢いを感じた。それでいて中高域の伸びやかさも兼ね備えており、一概に「スポーツ用」と言い切ってしまうことは乱暴すぎると感じるほど、普段の音楽リスニングにも活用したいエンターテインメント性にも富んだサウンドのワイヤレスイヤホンだった。

 このほかにもJBLのブースには、今年のCESでも発表されたスタンダードクラスの「TUNE」シリーズから、ノイズキャンセリング機能を搭載するワイヤレスヘッドホン「TUNE 600BTNC」も出展されていた。ドイツでの販売価格は85.99ユーロ。つまり1万円の“全部入り”という挑戦的なモデルになる。日本での発売計画は未定だが、実現すれば一流ブランドのノイズキャンセリング機能付ワイヤレスヘッドホンの入門機として話題を呼びそうだ。

ミドルクラスのLIVEシリーズのヘッドホン

ネオンチューブのようなスタイリッシュなデザインが特徴的なBluetoothスピーカー「Pulse 4」

コンパクト化とバッテリーの強化を両立した完全ワイヤレスイヤホン
「Jabra Elite 75t」

 ほかにもヨーロッパではAirPodsと肩を並べるほどの人気を誇る、デンマークのJabra(ジャブラ)からも完全ワイヤレスイヤホンの新製品「Jabra Elite 75t」が発表された。ヨーロッパでは10月に199ユーロ(約2万3000円)で販売を予定する。

さらにコンパクトになった完全ワイヤレスイヤホン「Jabra Elite 75t」

 現行モデルのJabra Elite 65tと比べて本体とケースのサイズが約20%ほど小さくなった。にもかかわらず内蔵バッテリーによるリスニング時間は約7.5時間に伸びている。ケースを合わせると約28時間のリスニングが楽しめる。充電用の端子はUSB Type-Cになった。音声アシスタントはAlexaを内蔵している。

右がElite 65t、左がElite 75t。サイズの違いは一目瞭然だ


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