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業界人の《ことば》から第358回

ガン治療にクラウドの活用が必須になってきた

2019年09月03日 09時00分更新

文● 大河原克行、編集●ASCII

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東大病院にも採用

 すでに、約3年間に渡る東京大学との取り組みをベースに、2018年10月からは、東京大学医学部附属病院(東大病院)が実施するガン遺伝子パネル検査「Todai OncoPanel」において、Chrovisが活用されている。

 2019年6月から、一部の遺伝子パネル検査が保険適用になった。医療分野では、「ガンゲノム医療の実用元年」という表現さえ出てきている。

 現在、保険適用になっているのは「NCCオンコパネル」と「FoundationOne」の2つで、テンクーと東大病院によるTodai OncoPanelは対象になっていない。だが、Todai OncoPanelは、約900種類の遺伝子を解析の対象としており、ほかのパネル検査が100~300種類であるのに比べると圧倒的に種類が多いという特徴がある。

 また、テンクーと東京大学はこの取り組みにおいて、2019年7月に国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)と国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が主催する「大学発ベンチャー表彰2019~Award for Academic Startups~」において、「文部科学大臣賞」を受賞している。

 Todai OncoPanelは現在、先進医療Bに分類されている検査であり、今後、保険適用に向けた取り組みを加速することになる。

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