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T教授の「戦略的衝動買い」 第546回

発売から10年 Boogie Boardの直系末裔モデルを衝動買い

2019年09月04日 12時00分更新

文● T教授、撮影●T教授、編集●南田/ASCII編集部

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初代のブランドロゴマークなどを変更して
再登場したブラック単一モデル「BB-1GX」

 今回筆者は、その初代のBoogie Boardの正当な末裔とも言えるBoogie Boardモデル「BB-1GX」を衝動買いした。10年前に米国で発売され、ほどなく日本国内で発売された初代モデルは「BB-1」。その後、ブラック一辺倒だったBoogie Boardのカラーバリエーションモデルとして登場した「BB-1N」。そのあと、ブランドロゴマークなどに変更を加えて再登場してきたブラック単一モデルが「BB-1GX」だ。

今回筆者が10年ぶりに衝動買いした初代Boogie Board BB-1の直系末裔であるモデル「BB-1GX」。基本は10年経った今も「スイスイ書いてパッと消せる」だ

今回筆者が10年ぶりに衝動買いした初代Boogie Board BB-1の直系末裔であるモデル「BB-1GX」。基本は10年経った今も「スイスイ書いてパッと消せる」だ

サイズ、重量は初代とほぼ同じ。初代のころにはオプションだったスタイラスホルダーが無料で付属する

サイズ、重量は初代とほぼ同じ。初代のころにはオプションだったスタイラスホルダーが無料で付属する

 型番のGやXが何を意味するかは、関係者ではない筆者には見当も想像もつかないが、BB-1GXは明らかに初代BB-1のRe-Issue(復刻)モデルだ。サイズはほぼ初代と同じ。そして以前はオプションだったスタイラスホルダーが付属。スタイラスは初代の“メタル製の伸縮自在モデル”から安価なプラスチックショートモデルに変更された。

 いつの間にか、本体から販売子会社である“IMPROV ELECTRONICS”ロゴが外され、ブランドロゴは、愛嬌と味のあった初代のユニークな筆記体ロゴから新しくデザインされたブロック体によるロゴに変更された。併せてERASE(消去)ボタンアイコンもファンシーで楽しいタイプから、真面目でおもしろみのない機械的な統一デザインとなった。

新旧モデルの顔合わせ。左が10年前のオリジナルBB-1、右側がBB-1GXだ

新旧モデルの顔合わせ。左が10年前のオリジナルBB-1、右側がBB-1GXだ

個人の趣味によるだろうが……筆者は遊んだフォントやアイコンの初代Boogie Board(上側)が圧倒的に好みだ。そもそもBoogieってそういう楽しいモノだ

個人の趣味によるだろうが……筆者は遊んだフォントやアイコンの初代Boogie Board(上側)が圧倒的に好みだ。そもそもBoogieってそういう楽しいモノだ

 この10年でユーザー層が個人から法人系の学校や企業にシフトし、製品の“なりふり”にも真面目さが要求されるようになったのか、ブランドアイデンティティーの再構築なのかはよくわからない。しかし、筆者のようなガジェットユーザーにとってはおもしろみのないダサい変更のように感じられてしまった。

初代のころからあったBB-1のウェットスーツ的な専用ケース。遊んだ文字が似合っている。今もオプションで販売されているが、このケースに現在のBB-1GXを入れると、白いビジネスシャツの下にダメージドジーンズをはいた感じかも

初代のころからあったBB-1のウェットスーツ的な専用ケース。遊んだ文字が似合っている。今もオプションで販売されているが、このケースに現在のBB-1GXを入れると、白いビジネスシャツの下にダメージドジーンズをはいた感じかも

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